『デスノート ザ・ミュージカル』。
大ヒットコミックの初舞台化でミュージカル化。
ネルケが推す2.5次元ミュージカルの発展系だろうか。ブロードウェイと日本の才能がタッグを組み、世界を念頭に入れたプロジェクトの一つ。
悪魔が落としたデスノートで、己の正義で世界を正そうとする学生・夜神月(ライト)と、キラと呼ばれる犯罪者を追い詰める謎の凄技探偵・L(エル)との闘い。
ライト役はダブルキャスト。
今回は浦井健治くん。初日から2回目。
L役は小池徹平くん。
脚本や構成はイマイチだが、楽曲や演出やキャストは見事。
フランク・ワイルドホーンの音楽はイメージを膨らませ、台詞以上の説得性と叙情性を持つ。
分かりやすい最新映像の技術と巧みな盆使いで、洗練された演出。
だがストーリー的には、中盤は中弛み、後半は慌しい幕切れで、余韻もどんでん返しもありゃしない。
強いて例えるなら、喜屋武豊主演の『ふしぎ遊戯』のような初見者向けだろうか。
日本人の書き手なら、例えば吉谷光太郎さんとかなら、展開は速くてももっと原作オマージュの話にしてくれたと思う。
浦井健治くんの月は繊細だが大胆。童顔なので、33歳なのにちゃんと高校生に見える。よく通り伸びのある歌声はさすが。
メリリー以来に観る小池徹平くんは歌唱力アップ。見た目は、デビュー時の柳浩太郎のビジュアルに似てるなぁと思ってたら、ホントにライトとのテニミュなシーンが出てきて笑い。
これぞ、デスミュ!
唯月ふうかさんの歌に魅了され、ひたむきにライトを愛するミサミサに共鳴。
濱田めぐみさんのレムは、慈愛の中に潔さがある。
吉田鋼太郎さんのリュークが実に面白くて、よく動きよく歌ってと、裏の主人公ばり。上手側でおどける鋼太郎さんの目線ビームを、何度も浴びて楽しかった。
鹿賀丈二さんは、劇場版『デスノート』の舞台挨拶でも観たが、またデスノートの同じ役でこうして拝めるとは。色々と思うことがあった。
ミュージカルでは、父と息子の話が薄かったのが残念。
来週は柿澤勇人くんの月。
浦井くんの月とは全然違うだろう。
例えて言うなら、浦井ライトはアニメ版のマモの感じで、柿澤ライトは劇場版の藤原風だろうか。
デスノート・グッズ。
イラストとコラボのクリアファイルが凝ってる。








