田茂神家の一族 | アクエリアス

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劇団東京ヴォードヴィルショー 第70回公演『田茂神家の一族』。
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劇団創立40周年記念興行第五弾。
なんだかんだと記念公演も3年がかりだった模様。
佐藤B作さんの書。
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記念公演最後の企画は、三谷幸喜氏の書き下ろし新作。
胃癌を克服した佐藤B作さんへ、三谷氏からのご褒美だったとか。
舞台設定は、B作さんの故郷福島で、福島公演からスタートした舞台。
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地方のちっぽけな村長選挙。
立候補者たちの公開演説とシンポジウム。
そこで起こる衝突と暴露、悲喜こもごものハプニングを描く。

ワンシチュエーション・コメディーの決定版。
観客が演説を聞かされる村民代わりで、臨場感もいっぱい。

キーポイントは壇上の時計かな。垂れ幕やコロスの歌と、目と耳で分かり易く伝える手法だが、ややクドさも感じる。
仕掛け人やネタもすぐ分かるベタな話ではあり、やや古めかしさもある。
エネルギー問題にも言及し、ピリリと社会風刺もあるが、やや弱い。

何より、最後に妻の力を信用してなかった流れが惜しい。逃げ場所というか、情けや愛があれば、爽快感も湧いたハズ。

芸達者な役者陣の、豊かで度量の大きい芝居のおかげで、ファンタジーがリアルに見える面白さがある。
会話のトルネードが佐藤B作さんで、タイフーンがあめくみちこさんか。
佐渡稔さんが正統派。石井愃一さんは予想通りのダークホース。
前説も務めた市川勇さんは安定の解説ぶり。
山口良一さんが見事なポイントゲッター。
伊藤四朗さんは場の雰囲気を変える空気清浄機みたいな存在感。

「名探偵モンク」が再放送中なので、角野卓造さんの声や動作がやけに格好よく見えたw。

若い劇団員が、ベテランに混じって伸び伸びと楽しく芝居をしていて、東京ヴォードヴィルショーのエネルギー問題は心配無しと思えた。


お花スタンド。
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