実写版の映画『ルパン三世』&初日舞台挨拶。
「ルパン三世」のエピソード0的な話。
ルパン三世の友情と新しい仲間を描いたストーリーだが、仲間たちに支えられたルパン三世に見えて、あまりカッコ良くは見えなかった。
珍妙な話でも、演出や構成次第で見応えのある骨太な作品を作れそうだが、これが悉く的を外している。
予告やショットではルパン三世に見えていた小栗旬くんが、本編が進むに連れ、どんどんルパンの仮面が剥がれていく。
特に後半導入への屋上シーンで、マイケルと席を同じにする彼はもはやルパン三世には見えなく、小栗旬の顔である。彼ら2人を見守る峰不二子も、ただの黒木メイサさんでしかない。
違和感バリバリの屋上シーンが、後の舞台挨拶の話だと、何と急遽追加した場面でほぼエチュードだったと伺いビックリ。そりゃ、俳優本人が出ちゃうわけだ。
こんな思い付きや追加で構成された映画なのだ。
これはルパン三世ファンの為でなく、ルパン三世を名乗る小栗旬くんファンの為のプロローグ映像だろう。ファンはもちろん、小栗くんカッコイイだが、もはやルパン三世カッコイイではない。
俳優の中では、黒木メイサさんが思いの外一番アクション多い。踊りながらのアクションとか、喘ぎながらやってくれの注文付きとか、まるで舞台『VAMP』のイイ宣伝のよう。
それをこなせるタフな女優で、これからますます活躍の場が広がるだろう。
玉山鉄二くんの次元大介とルパンとの絆感は今回は薄い。
石川五右衛門は独特の綾野剛くんワールドで面白い。
浅野忠信さんの銭形警部は可もなく不可もなし。
日本人以外のキャストが多数参加し大活躍。菅生隆之さんとか、日本語吹替え陣にも注目したい。
小栗くんも電話や映像の声だけなら、ルパン三世なのにね。
上映後、初日舞台挨拶。
みんなビシッと立ち並ぶ中、セクシーなミニドレスの黒木メイサさんが、登壇中ずっと何故か脚をモゾモゾと落ち着かない。ハイヒールが痛いのか、虫に刺されて痒いのか、あれこれ想像させるほど気になった。脚を出してる女優なら、せめて立ってる間は我慢して脚を真っ直ぐ揃えてほしい。
土日の興行収入1位を盗みたいと宣言する小栗くん。
続編とかスピンオフとか、ジェット機のプロペラとか砂漠の海外ロケとか、話は色々出てきてヤる気満々ぶりは伝わったが、全ては今回の映画の大ヒット次第。
ただ、この実写映画は1回だけで充分。
先月観た『次元大介の墓標』に続く、アニメのほうに期待しよう。


