想像を絶するメガストームの物凄さを、ハリウッドの最先端技術でハイパーリアルに映像化。
この映画の重要なアイテムが、登場人物たちのハンディカメラやスマホカメラ。
カメラが捉えた主観映像で構成され、まるで実体験してるかのような緊迫感と臨場感を演出している。
想像してください。
いや、映画館で体感してみてください。
超巨大竜巻の“目”の中は、超高速ジェットコースターのようだと。
スクープを目指すストーム・チェイサー・チームや冒険バカ、そして母不在の家族と娘を待たせる母がいる。
父ゲイリーと、ドニーとトレイの息子たちの何気ない会話が見どころの一つ。彼ら家族の修復と絆が、このパニック映画の中でも丁寧に描かれており、彼らの心情とリンクして恐怖が倍増する。
竜巻を巨大な怪物と見ると、映画『GODZILL』と共通した人間模様がある。昨今のアメリカ映画では特に家族の絆をじっくりと描いていて、日本人でも共鳴させるものがある。
ゲイリーの声のてらそままさきさんは、人間味豊かで凛々しい父親役を熱演。てらそま自身もご自分のお子様を振り返りながらの吹替えだったのか。とても温かく情感のある演技だ。
息子役で内山昂輝くんと河西健吾くんが、息ぴったりのホットな兄弟の掛け合いで微笑ましい。
リチャード・アーミティッジは知らない俳優だが、息子役のマックス・ディーコンはブレイクしそう。
山像かおりさんが母としてのアリソンを好演。早見沙織さんはドニーのガールフレンドのケイトリンを可憐に演じる。
ピート隊長の咲野俊介さんが、作品の牽引役として見事。
吹替えキャストが、EDロールの俳優名と一緒に出てくるのも意表を突かれたが、嬉しいことだ。


