こんばんはニコニコ

今日は久しぶりに大泣きしてしまいました。

夫と息子は二人で映画に、娘は昼寝をしていて束の間の一人の時間でした。

大好きな米津さんを聞きながら溜め込んでいた洗い物をしていたら、涙が止まらなくなってしまって。

父のことを思うと、まだ悲しくて胸が苦しいんです。


明日は母と新盆の準備をするために、仏壇屋さんへ行ってきます。

2週間ほど前に仏壇と位牌が決まり、次は7月に行う新盆の用意。

いずれは決めなくてはいけないことで、こうして決まっていくのは良いことのはずなのに、まるで嬉しくなくて。


仏壇は故人のお部屋、位牌には魂が入る。

仏壇屋さんでたくさんの説明を聞きました。
知らないことばかりで、意味を知ると興味深くて。
話を聞いている時は新しい世界に触れて、楽しいような面白いようなそんな感覚でいられるのに。



こんな準備をしたくない。

そんな風に思ってしまいます。



普段は父のことを考えないようにしています。

思い出すとどうしようもなく悲しくて、
心が千切れそうで。

生活がままならなくなってしまうから、考えたくないんです。
思考が停止してしまうのはきっとこんな感じなんだろうと他人事みたいに思っている自分がいます。


もうじき迎える月命日は母と一緒にいようと思っていましたが、耐えられない気がしてしんどいです。

母は父のためにお花を絶やさないようにしているので、私も初めて父にお花を買いました。


この花はお供え用として売っていたものではありません。

初めはお供えのお花を選んでいたのですが、なんだろう、嫌になっちゃったんです。


白を基調にした供花。

あぁ、本当に死んじゃったんだ。


そんな風に思ってしまったら、とても買う気になれなくて。


分かっているんです。
父が亡くなってしまったこと。

火葬されて、
お骨になって、
骨壺には父の骨が入っている。

お父さんは死んでしまっている。

そんなことは、分かっているのに。


受け入れることが出来ずにいます。



泣いてばかりのわたしに、
父は最期まで優しくて。

本当は笑顔で側にいたかったのに、
ずっとずっと泣いてばかりで。

未だに涙は枯れなくて
次から次から溢れてしまって。


父ともっと一緒にいたかったと

そう思ってしまうんです。



ただの欲張り。

失ってからこんな気持ちになるなんて、想像も出来なかった。

またいつものように、元気で迎えてくれると思っていたから。

次があると思っていたから。



娘が最後に父に会った時、

「また来るね!」

と声を掛けたら父は右手の小指を差し出してきたんです。

娘はいつもと違う父の様子に戸惑っていたので、

「一緒にお約束しようね」

と話して、父のか細い小指に娘の小さな小指を絡ませてから、私自身も一緒に『指切りげんまん』をしました。

娘が次に父に会った時は、
父が息を引き取るその日でした。

あの時の指切りげんまんは
父と交わした最後の約束になってしまいました。

約束を果たせたのに
未だに父がいない事が辛くて
約束を果たせて良かったと
思えない私がいます。

最期なんて来ないで欲しかった。

ぐるぐると同じことを考えてしまう自分がいます。



明日はひまわりを持って実家に行って来ます。

ちぐはぐな気持ちのままだけど、父と会って思いを伝えたいです。