こんにちは。

先週末に息子の運動会がありました。

4月に進級し、今年度から特別支援学級へと転籍となった息子。
私は子ども会の役員を務めたこともあり、新学期は慌ただしい日々が続いて子供との時間があまり取れずにいました。

5月に入り父の容態があっという間に悪化。
毎晩のように泣き腫らしていた私は自分のことで精一杯で、子供達の変化に気付きながらも何も出来ませんでした。

親である私が泣いている。
ただ事ではないのを子供達も肌で感じていたようで。


父の出棺の日に息子を学校へ迎えに行くと、特支の先生に授業の様子を話された後、動画を見せられました。
その動画は体育の授業で運動会へ向けての練習でしたが、息子は踊りに加わることなく最後尾で小さく体を揺らしているだけでした。

「ご家庭でも声をかけてあげてください」

そんな風に先生には言われたけれど、私の気持ちは父の事で頭がいっぱいでそれどころではなかったし、息子が踊りを嫌がっているのも分かっていたため曖昧に返事をすることしか出来ませんでした。


そして迎えた運動会、当日。

父の事で忌引きや早退もあり練習時間も短かった上に、祖父を亡くししんどい気持ちだっただろう息子。

「踊りたくない」

そうぼやいていた息子だけど。

最初から最後まで踊りきった息子がそこにはいました。

本当によく頑張ったなと涙を堪えて息子の演技を見ていました。

大きな変化に戸惑いもたくさんあっただろうけれど、一つずつ乗り越えていく子供の姿に胸がいっぱいになりました。


父のことを思うとまだまだしんどいけれど、残された家族との時間を大切にしていきたい。

子供達のことも目をかけ手をかけ、安心できる場所を作りたい。

父のいない世界は寂しいけれど、その気持ちを抱えたまま生きていかなくちゃいけなくて。

まだ前向きにはなれないけれど、子供達と過ごす日々を大事にしていこうと思っています。