明日は夫が亡くなってから一週間。
ですが、日が変わってすぐに亡くなったので、前日の記憶の方が強烈です。
その日あったことを記録しておきたいと思います。
この日、いつも通り起きて朝支度をして仕事に出ました。
いつもは眠っている夫と娘ですが、夫は起きていて。
少し体調が悪いので、今日は保育園連れてかない、と言いました。
夜中、何度か吐いていたのですが(私も音で何度か目覚めた)、普段からお酒をかなり飲むので、また飲み過ぎか、としか思っていませんでした。
実際、その日も酎ハイの缶が散乱していました。
この時病院に連れて行っていれば、助かったのかな。。
とか後悔します。
私は強めに、飲むのを辞めること(普段は禁止してなかった。私も飲むので一緒に飲んでいた)、ちゃんと食べること(前日も何も食べなかった)、じゃないと死ぬよ!と伝えて家を出たのは覚えています。
職場について、すぐ夫に電話して、体調聞いて、仕事終えて、また電話した時は、少し胸が痛いって言ってた。
でも割と長い時間話をして、体調のことよりもVISAの件とか、いつも通りの普段の会話の方が長かった。
電車に乗らなきゃだったので電話を切って、次の職場へ。
ここでは20時まで仕事なので、こちらも終わってすぐ電話しました。
朝よりは体調マシ、でもしんどいから駅まで迎えにいけない(いつもは迎えに来てくれてた)、娘にご飯をちゃんとあげれていないと話し、私は何か食べた?→前日に私が焼きドーナツを作りおいていたのでそれを少し食べた。水は飲んでいる?→頑張って飲んでる。そんなやりとりをしました。
また後でね、と電話をきり、電車に乗って自宅へ向かう。
家に着いたとき、夫はベッドで横になっていましたが、まだ普通に話していました。
娘がお腹すいたというので、急いで下の階に降り、夕食を作り食べさせました。
それが1時間くらいだったかな。
食べさせ終えて、夫にゴールデンミルク(肝臓によい。牛肉にターメリックや生姜など入れて温めたもの)を持って上に上がると、もう目を開けたまま動かない状態でした。
でも心音はわずかながらまだあった。
私は顔を叩いて夫に話しかけながら、すぐに心臓マッサージを始め、救急車を呼びました。
わりとすぐに到着され、処置のあと救急車でかかりつけの大学病院へ。
救急隊が到着するまで電話で状況を説明しながら心臓マッサージを続けた。
救急車では、隊員さんに、「奥さん、医療従事者ですか?」と謎の質問を受け、いえ違いますと答えたこと、娘が「パパ治るの?」と聞くので、大丈夫だよと返事したことだけ覚えてます。あとは手を握っていた。
夫はこの搬送先の病院で3ヶ月に1度、健康診断(採血と検尿のみ)をうけていました。
義母や実母に電話をしながら娘と病院の待合室で待ち、程なく
もう助からない
処置を止めるのには奥さんの許可がいります
と言われました。
私はその場に座り込んで、確か泣き叫んで、嫌だと行ったのは何となく覚えています。
病院の方は、これ以上続けても助からないし、無理な処置を続けると本人の骨が折れる
とおっしゃったので、
分かりました。止めてください。と言いました。
その時、実母と電話が繋がったままですっかり忘れていたので、母も一連の流れを聞いていました。
その後部屋を移動して、夫に再会。
もう目は閉じていました。
まだほんのり温かく、固まってもなく、血液の色も肌を通して感じられて、夫が死んでしまったなんて信じられません。
大好きだった夫。
もう一緒にいれないなんて。
娘を隣にわんわん泣いてしまいました。
娘もこの時は大泣きしていました。
警察を待たないといけないのですが、かなりの時間夫のいる部屋で待ちました。
時間は覚えてないけど、娘を3回トイレに連れてったことは覚えています。
あと義母と義姉(2人はヨーロッパで同居してる)にも電話した。泣いてた。そりゃそうだ。
警察がいらっしゃり、事情聴取。
淡々と今日ブログに書いたことを説明し、生命保険の有無、貯金の有無などを聞かれた。
夫は年金すら払っておらず、生命保険もなし。
貯金もそんなにありませんので、すぐに終わった。
かかりつけの病院なので、今までや前回の検査結果が残っていましたが、死因がわからないため、検死しなければならないと。
これからやること(葬儀屋を探す)、後で家で検視をすることなどを伝えられ、警察の方と帰宅。
朝6時半くらいだったかな。
もう明るかった。
娘はぐずるし大変。
まぁ、3歳だし、よくわかってないだろうし、こんな夜中ずっと起きてたこと自体辛かっただろう。当然。
家に帰って夫の財布など探す。
娘が色々知っていて、警察に場所を教えてくれた。
あと、あの日のパパの状況。
パパお腹痛いっていってたの。
私お水持ってきたんだけどね、いらないってパパ言った。
パパ今日酎ハイ買いにセブン行ったの。私一人でお家で待ってたの(それは言わんでいい。てか死ぬほどしんどいのにセブンは行けるんかい)。
とか、事細かに警察に説明してくれました。
私、何も知らなかったんだ‥
それだけ仕事ばっかりで夫をないがしろにしてたのかな。
とまた後悔しました。
検視はすぐに終わり、帰って行かれました。
信じられない状況のなか、とりあえず急いで葬儀屋を探して決め、翌日朝一で葬儀が決まった。
警察の人が言ってました。夫はまぁまぁすごい経歴の人なので、警察の方がなるべく早くお見送り出来るよう、口添えしてくれたとのこと。
うちの実母は最近まで病院の慢性病棟勤務、今も老人ホーム勤務なので、よく亡くなる方をみていますが、こんなに早く火葬の予約が取れたことにびっくりしていた。
今はコロナとかで火葬場の予約が全然取れず、二週間とか待つのが普通だそう。
その分毎日安置代がかかる。
夫が自分でなんとかしてくれたのかな。
そんなことしなくていいから、死なずに戻ってきてくれー!とその時思いました。
その後もう娘も眠っていたので、私も休みました。
夫と毎日一緒に眠っていたベッドで。
夫が亡くなったベッドで。
辛すぎる。。