つもり | 南青山・表参道のサロンオーナー 高島なゆみのヒーリングメッセージ

南青山・表参道のサロンオーナー 高島なゆみのヒーリングメッセージ

開放 〜 広がり 〜 融合 Release 〜 Expanding 〜 Oneness
疲れている方たちへ、疲れていることも感じられない方たちへ、少しだけ立ち止まって自分自身を見つめる時間を持って頂きたい。

ここ数回、ゴルフに行くとキャディーさんに褒められる。

「なゆみさん、お上手になられましたね~。」と。 この間は、

「なゆみさん、ゴルフやっている感じになってきましたね。」と言われた。

 

一緒に周るゴルフ仲間は苦笑する。

「キャディーさんの気持ち、わかるわかる。
長い間、本当にキャディーさんにはご迷惑をかけっぱなしだったものね。
よかったわね、なゆみちゃん。」


私はなんとなく釈然としない。

私はずっとちゃんとゴルフをやってたのに。

迷惑ってそうでもないよね。

 

そしてそれ以上に私を落ち込ませるのは、

現時点でもかなり下手なのにもかかわらず、
「褒められる。」という現象だ。

ようするにお話にならないくらい下手だったのだ、たったこの前まで。

今の下手とはくらべものにならないくらい、、、

自分ではゴルフをやっているつもりだったが、

あれはどうもゴルフではなかったんだ。

 

「~のつもり」って、結構恐ろしい。


サロンのスタッフの中でも、業務上の指示や指摘に、

「ちゃんとやっているつもりです。」と言う人は、

周りも手を焼くし、仕事上のスキルが伸びない。

「つもりじゃなくて、やってよ~。」と全員が心の中で叫んでいる。

 

指示や指摘は、できていればそもそも言われないことなので、

それを言われた時点で「やっていない、できていない」という事なんだ

と認めることが大切だが、「やっているつもり」人間は、そこがとっても難しい。

 

昨年サロンで取り扱っているお化粧品会社が開発した

シャンプーのサンプルを使用した時、

「ちょっと、すごいこれ。 今までのシャンプーって、

洗ってるつもり、きれいになっているつもりだったの。」と思った。

それくらいインパクトのあるシャンプーで、

メルマガでも熱をいれて紹介してしまった。

 

 

長年お世話になっている美容師さんが、

「髪が変わったわ~、何か変えました?」とすぐに反応した。


「つもり」は、つもりの中で必死にやっている間は、

自分が「つもり」領域にいることには気づけない。

きちんとやっている、まじめに取り組んでいる、高い物を使っている、

などの自分の勝手なOKで、それなりにやっている自分になる。

 

つもりに胡坐をかいてしまうと、その先には進めない。


何かのきっかけで、例えそれが快くない形の指摘であろうとも、

「つもり」領域を脱すると、自分に取っては細やかな進歩であったとしても、

周りの反応は、結構大きい。

 

褒めてくれる、認めてくれる、コメントをくれる。

 

つもりを指摘された時に、気づく心を持っていることは大切な事だ。

 

自分の周りに、自分のつもりを気付かせてくれる人を持っていること、

自分が「つもりの世界」から、一歩を踏み出した時、

それを正当に評価してくれる人がいることは、とっても幸せなことだ。


お互いがそういう関係性を持てたら、

お互いにとってお互いの存在は宝物になれる。