去年の今頃…
娘の誕生日は病室で祝った。
なんとか、口に出来そうと小さなケーキを買って
みんなで、一緒に食べた。
私はあまり、闘病している姿を写真に
残したくなくて
撮った事もなかったけど、
娘は記念だからって、
寝たきりの妹と、私達を入れて
snowで撮った。
この日も痛みを麻薬で押さえてたが
効果があまり得られず
つらそうだったが
この、みんなが集まって祝った時間は30分くらいかな。
痛みを全く感じなかったと言っていた。
不思議だねって話した。
この日から一週間後に旅立った。
その写真は今もスマホに残っていて。
見るのが辛いけど
でも妹は笑っていて、なぜだか涙よりも
笑顔になるのだ。
小さい時から、亡くなるまでの姿を
アルバムを片付けながら見た。
常に私のそばで満面の笑みだった…。
そして、あなたを抱きしめている
お世話をしている姿の私…。
最後の最後まで
私はお世話をし、最後の瞬間まで
看取って、体を拭いて、骨を拾い
今も、毎日あなたを心の中で感じている。
生と死…
世間はコロナであっという間に
亡骸にも会えずこの世を惜しまれながら去る人がいて、
かたや、閉塞した世界で誰かが誰かを傷つけて
自らこの世を去る人もいる。
誰もが、愛されていた人なのだ。
不謹慎かもしれないけど
人は意外と簡単に死ぬものなんだと思った。
そんな簡単に、人は死なないよって
若い時は、私も思ってた。
看護師なのにね…
だから、明日私も死ぬかもしれない。
妹が亡くなった時、神も仏もないと思った。
もう何も信じない。
あの世なんてないと。
だけど、亡くなった人や残された人に
なんて声をかけるのだろうと
思った時に、目にする言葉は
きっと、
今は痛みもない、辛くない場所で笑っている、
きっとまた会えるから、
そちらで好きな事してね。
再開の場所や、違う時を生きる場所があると
慰めていた。
普段、神仏を信じなくとも目の前に
愛別離苦で苦しんでいる人がいたら
人は、そういう声がけをするんだな…。
やっぱ、心には皆、神仏がいるのかな。
亡くなっても、そういう世界があるのかな。
私は
やっぱり違う世界があると思っている。
深い深い世界があるような気がする。
生きている間は理解できない事が
亡くなると
全て理解出来るような気がする。
妹が教えてくれた
不思議なスマホへのメッセージ。
終わってないよ。
その言葉を信じたい。
あれから、1年後の世界はまるで違うけど
この世を
生きてる者は生きてかなきゃなんだね
辛いけど
どうしようもない、やり場のない気持ちだけど。
娘の誕生日
あなたの命日、一周忌。
ちゃんと迎えなきゃ。
そばで見ているだろうから。