← 前の話
では、もう１つ
ぶっこもう
教頭先生に
”この”真実も
伝えましょうか。
「今日の給食は
半分しか残らなかったので、
その半分をクラスで
分け合ったと、
あゆるから聞きました。
前の学校だと
こぼしてしまった場合、
給食室に行くと
予備があるので
それを貰ってました。
もし、予備がなかったら、
他のクラスから
分けて貰って
いたんですが、
こちらの学校は
どうしてますか
」
「当校も給食室で
予備なり、余りなりを
担任が責任を持って
もらいに行きます。
なので、半分だけを
分け合うことは
ありえません
それだと、
１人に行き渡る
給食が明らかに
少ないですからねえ
」
静かに怒る教頭先生。
「同じやり方なんですね
それなら
６時間授業まで
空腹はしのげそうですね
我が家は学童
ではなく、
あゆるが帰る時間には
家にいるように
しているので、
学校から帰ってきて
”お腹が空いた”
と言うときは、
早めのご飯にするか、
おやつをちょっと
食べるかにしていますが、
あゆるが所属している
スポ少の子たちの
ほとんどは学童で、
しかも、
アレルギー持ち
の子も何人かいるので、
”お腹が空いても
おやつを気軽に食べさせる
こともできない”し、
給食だけ
が頼り
という子たちも
いますから、
今日みたいなことが
あった時って、
どうするのかな〜と
ちょっと気になったので、
教えてくださって
ありがとうございます」
私がここまで
言ったら
謝らずにいられ
なかったんでしょう、
「おっしゃる
通りです！！
給食がこぼれて
半分しか食べれ
なかったなど、
聞いていなかった
とはいえ、
信頼をして預けて下さる
保護者の方にも
申し訳ないし、
何よりも、
たくさん食べることが
できなかった
子供達に
本当に申し訳
ないです！！
すみません
」
教頭先生、
すごく良い先生
だなあ
山田第二小学校の
教頭先生って、
誠実なんだよねー。
よくある、
学校お得意の
”事実確認”
そんなことは
すっ飛ばして、
子供達が給食を
少ししか
食べられなかった
このことを真っ先に
心配されてた。
教頭先生が
謝られるので、
「T君はあゆると同じ
スポ少なので、
どんな子か、どんな親なのか、
知ってます。
先生方もすごく
”大変”
だと言うことは
多分、他の保護者よりも
よく理解していますので。」
と、私が言った瞬間、
「あ、それは
ちゃんとT君の
お母さんとも
話できてるので、
大丈夫です！！」
さっきまで
黙り込んでいたのに、
急に大きめの声で
話し始めて、
話を早く
終わらせようとする、
ハマダ先生。
おいおい
そんなね(^◇^;)
あからさまにしたら
怪しさ全開じゃないか！！
また私は
白々しく、
「え〜
そうなんですかぁ
T君のお母さんとも
話す機会があるので、
先生とどう言う話
してる
って話にもなりますが、
”学校の先生は
好きじゃないから、
学校の着信見たら
電話に出ないんだぁ”
と、T君のお母さんが
言われてたので、
先生は本当に
大変だなあって
思ってたんですよ
それで、
「熱が出たからお迎え
とかかもしれないし、
学校の電話は
絶対出なきゃ
ダメだよ〜」
って、今週も
話したばかり
だったんです。
でも、
今は、T君のお母さんは
電話に出てくれてる
んですねえ
良かった
です」
「・・・・・」
黙り込んだハマダ先生。
教頭先生は
驚きすぎて、
絶句した！！
やっぱりな〜、
この担任
なぁぁんにも
報告して
なかったん
だな！！
教頭先生には
本当に本当に本当に
本当に本当に本当に
申し訳ないけど、
教頭先生を
巻き込んででも
話をして、
良かった！！
と本当に思う！！
③に続く
