こんばんは。現役医学生のゆりまめです。
3/28に宝塚歌劇団とご遺族との間で合意書が締結されたことが発表されました。
また同日にご遺族側、歌劇団側、両方の会見が行われました。
ネットニュースやHPは見られたのですが、会見の内容全てを見聞きすることはできていません
その上で、元宝塚受験生として思ったことを綴らせていただければと思います。
HPの報告書、会見内容を通しても私はモヤモヤが全く消えませんでした。
・どうして謝罪文なの?
・10名中6名って他の4人は?
・何で最初にパワハラを否定したの?
・結局、どうやって防止するの?
・全て劇団側の責任って、結局パワハラをした劇団員の責任は問われないの?
・え、このまま宙組は再開するの?できるの?どうやって?
・退団した人は蚊帳の外、で良いのか?
浮かんでくるのは疑問ばかり。
私は「宙組を再開するために、しょうがなく謝りました」としか感じませんでした。
どうして故人はあんなに苦しんだのに、どうして加害者は自分たちの望みで動いているのか。
どうして故人の顔や名前は晒されているのに、どうして加害者は守られ続けているのか。
どうして、どうして…
故人の思いを考えると本当に私も辛くてしょうがない。
そして元宝塚受験生の私として、それはより自分事に感じられました。
HPの「合意書の締結及び合意内容要旨」の4に、故人に具体的に行った行動が(1)~(14)まで記されていました。
読んでいるときに泣いてしまいました。
ヘアアイロンによる火傷、組替えの無視(加害者は組替えに)、髪飾りの作り直し、新人公演で増えていく(業務外の)業務などなどなど
「人間が行っていたの?」というレベルのパワハラのオンパレードに絶句しました。
そして、最初に全くの事実無根とした劇団側の人間も常人ではないと思います。
(言葉がきつくて申し訳ありません)
このまま宙組を再開して本当に良いのでしょうか。というかできるのでしょうか。
私は、パワハラに関係した人すべてをクビにすべきだと思います。
ここまできて謝罪文でしか謝罪できない、謝罪文さえも提出できない人が残っていたら何も変わらないでしょう。
同日に発表されたお母様のコメントにもとても胸が締め付けられました。
亡くなった娘、在団中の娘、そして全否定する劇団側。
たくさん、たくさんのことと闘ってこられたお母様の気持ちが溢れていました。
このコメントを、加害者、劇団員、劇団関係者、「宙組復活ハッピー!」と自分の欲しか考えていないファンたちはどう受け取るのでしょうか。そもそも、目をそむけてしまんですかね。
2/28は宝塚歌劇団の合格発表。受験生に密着した動画も上がっていました。
そこで取材者が「今回のパワハラの件についてどう思うか」を受験生・親・宝塚受験スクールの指導者に聞いていました。
しかし、出てくる人は誰一人としてあまり深く考えている様子はありません。
「あまりそのニュースを見ていない」という受験生。「子どもがそれでも望むなら」と答える親。
特に指導者なんて、
「ここに通っている子は、今回の件で誰1人ぶれていないんですよー」
「どこからが指導でどこからが指導ではないのかの線引きは難しい。私も生徒に厳しい言葉をぶつける。」
と言う始末。先生はきりっとして答えてましたけど、私としては有り得ないとして思えませんでした。
これではまた同じことが起きてしまう。
人の死に対する、そして死に追いやった事柄・組織への意識が低すぎると思いました。
今なら「宝塚に落ちていてよかった」と心の底から断言できます。
お願いだから変わってほしい。根本から変えないとダメなんです。劇団さん、分かって下さい。
こんな悲しいことが二度と起こらないことを切に願います。
今回のブログで不快な思いになってしまった方がいましたら申し訳ありません。
明日もみなさんにとって良い日になりますように。