常滑焼を体験しに「つるかめ」さんへ | 名古屋から全国のクラフトマンを応援するブログ

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先月、愛知県碧南市にある白竹ギャラリーの「初夏のしつらえ展」にて偶然拝見した常滑焼
手びねりのお皿に可愛い柄がルンルン
器の色も味がありますよね〜

置いてあったリーフレットを拝見したところ常滑市にある陶工房つるかめさんの作品。
陶芸体験もあるので早速申し込みをしました。

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体験当日

つるかめさんは常滑の散歩道Aコースの近くにあります。
すぐ横のファミマで待ち合わせ、専用の駐車場はないものの、近くに停めるところがあるのでそこへ案内してもらいました。

工房兼家は古い家で、昔のおばあちゃん家みたいでした。

つるかめさんはご夫婦で陶芸家。
2人とも気さくで話しやすいです♪

最初に通された部屋には作品が何点か飾ってあり、申し込み用紙を記入しながら今日はどんなものを作ろうか考えました。

次に工房へ。

手びねりでも、ろくろでも、押型でもできるよ、と言われて…

私は息子達の茶碗をろくろで作ることにしました!
小学生になってよく食べるようになってきたので今の茶碗より大きめのモノが欲しいと考えていたところでした。

今回教えてくれたのは奥様のせきこさん。
最近まで学校で陶芸を教えていたと言うことで教え方がとっても上手キラキラ

ここで、常滑焼について教えてもらったこと上差し
・常滑市付近で作られている焼きものは何の土でも常滑焼。
・朱泥土が有名ですが、朱泥土は細かくて柔らかい土なので成形が難しい。
・つるかめさんではいくつかの土をブレンドしているが、信楽焼の土を混ぜることで整形しやすく強度を増している。

①粗練り
2kgの土をこねます。
パンをこねるように手の付け根でこねていきます。
普段からパンを作っておいてよかった、ボチボチできていると言われました。

②菊練り
空気を抜くようにこねます。
これがなかなか難しい。
練った後が菊の形になるように練ると土に含まれる空気が抜けるんだって。

③ろくろにのせる
いざろくろに土をのせて、まずは円柱っぽく作ります。
初めてのため力の入れ具合がわからず…結局最初は先生にやってもらいました。

④形をつくる
ここからは指の使い方、力の入れ方など細かい部分を少しずつ丁寧に教えてもらいながら茶碗の形を作っていきました。

そして、出来たのがこれ!
上手に出来ました!

まさかこんなに綺麗な形になると思ってなかったので満足!
ま、7割は先生が調節してくれた部分がありますがアセアセ

とりあえずお茶碗を2つ作るのが目標だったので、お茶碗を作り終えた後は残った土で1人で練習させてもらえました。
あれタラー
同じように茶碗を作りたかったのに、最初に深く指を入れすぎて湯のみとジョッキの中間サイズのコップができました…

さらにもう一回と思って挑戦したら、今度は薄くしすぎてグニャリ。

一度失敗するとそこから直しが効かないため、もう一度土をろくろにのせ直してトライ!

するとほぼ1人で作ったのに小ぶりのきれいな丼ができましたピンクハート
失敗と練習は大切だなぁ。
この後、素焼きしてから釉薬と絵付けです。

茶碗なのでお尻の部分を成形しなければならないのですが、さすがにそこは難しいので先生にお願いしました。

そしてせっかくなので絵付けもしたいと申し出て、後日絵付けをするためにもう一度工房へ伺いますくるくる

大体1ヵ月後かな。

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体験の申し込みをした後に私のことを少し調べてくださったようで、日本の伝統工芸に興味があり盛り上げていきたいと言う私の思いを知っていました。

そのためただ楽しく作って体験するだけではなく、焼き物の基本的な知識も教えてくれました。
2人とも本当に優しかったです。

教室に通われている方や、陶芸家になりたい人も通っているみたいです。

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後日、息子たちにお茶碗の柄は何にする?と聞いたら…
長男はエヴァンゲリオン、次男はポケモンと言われましたタラー

………えーと、どうしよかな