亀の歩みのピアノ弾き語りシンガーソングライターの大橋歩美です。

 

9月の上旬のこと。

目的があり早稲田大学の早稲田キャンパスへ。

良い天気で、暑かったです。

 

そして、この日の目的地はこちら。

 

早稲田大学国際文学館村上春樹ライブラリー

 

https://www.waseda.jp/culture/wihl/

 

 
目的は、『「変身」するカフカ』展。
 
昨年と今年は、カフカ没後100年の節目を記念した「Kafka projekt23→24 (カフカプロジェクト2023→2024)」を、チェコセンター東京、ドイツインスティトゥート東京、オーストリア文化センター、ポーランド広報文化局で共催しています。
その一環の本展が、こちらで春から開催されていましたが、そろそろ会期終わりが近かったので訪れようかなと思った次第です。
カフカ作品で唯一読んだことがある作品が『変身』だったことも本展示に興味を持ったきっかけです。
 
『変身』の読書感想文
線と点だけでのタイトルデザイン、シンプルかつ斬新です。
 
これは建物の地下一階入り口前。

 

 

建物内の一階の展示室へ向かう階段の近く。

 

階段の壁面からすでに展示が始まっていました。

 

『変身』の冒頭の概要—

主人公のザムザは、ある日目覚めると、いつものように体が動かないことに気づきます。

そして、徐々に、自分の姿がとんでもない状態になっていることに気づき始めていき…。

 

展示室内では、村上春樹ライブラリーというだけあり、色んな国の言語で翻訳出版され、それぞれの違う姿形の変身後のザムザを描いた挿絵がある『変身』の数々。

 

他の記事で書く予定ですが、かなり絶望癖(⁈)があるカフカ自身の生い立ち。

 

そして、カフカより後世の作家の方々の、『変身』に影響を受けて作られた方や、その作品の紹介などもありました。

中には手塚治虫先生のマンガの原画も。

 

最初はほとんど人がいなかったのが、段々、サークル終わり後の夏休み中の早稲田の学生の方々なども来場してきていました。

 

カフカは、生前は全く売れなかったというそれ以前の問題がありました。

売り込む以前に、自信がなさすぎて書いては書き直してを繰り返し、書いてそのままお蔵入りという作品だらけだったことから、生前から売れっ子の作家であったわけではありません。

 

虚弱体質で、自信が底なしになさすぎだったチェコ生まれでドイツ語話者だったユダヤ人のカフカ。

40年という短い一生を終えたカフカ。

死後は作品や手紙などは処分するように友人や恋人たち遺言を残していたのにも関わらず、死後に友人が原稿を出版社に持ち込むということをしてようやく作品たちが日の目を見るようになっていきます。

手紙についても亡命先で必要に迫られて売却してしまった恋人もいました。

 

カフカにとっては幸か不幸か、その結果、作品も手紙のこの世に残っており、今でも読書愛好者、研究者や学生、作家の先生方を含めた多くの人に愛され親しまれている作家となっているのです。

 

 

カフカの描いたイラスト。

可愛い...とカフカが生きていて、直接言ったら、喜びを隠すために恥ずかしくてどこかに隠れるか、悪い方に解釈してつらつらと恋人に「絶望的」な手紙を書いてしまうだろうか。

「絶望」については、また改めて別の投稿で。

 

 

展示室の出口側から見た入り口前の壁面の展示タイトルと下の階を見渡せます。

やはり大きい大学だからこそこんな建物が作れるのだろうなと感心しつつ、展示室の本を回想していました。

 

やはり、可愛いという言葉しか出てこない。

オリジナリティに溢れていて、且つ、人に愛される作品を残せる人は、一読者として、一クリエイターの端くれ(と言ってもいいのだろうかと思うような、カフカに劣らず自信のない人間です)として尊敬して止みません。

 

 

 

 

 

展示を見終わってから、こちらのスペースへ。

建物の1階にありました。

村上春樹さんは、大のジャズ好きであり、アナログレコード蒐集家だとエッセイのなかで仰っていますが、「村上春樹ライブラリー」にふさわしい空間だなと眺めていました。

 

この部屋の他には、ライブラリーといういこともあり、これまでに出版された村上春樹作品も閲覧できるようになっていました。

日本国内のものだけではなく、海外で出版された各国語への翻訳本も揃っていました。

色んな国で愛されている作品、作家さん。

 

目の前で拝見できたのも、すごい偶然だなと昨年のことを反芻していました。

 

 

 

 

カフカの展示以前から、気になっていたライブラリーだったので、訪れることができたのは、良い体験になりました。

また機会があれば訪れたい場所です。

 

ライブラリーの近くに坪内逍遥先生関連の劇場博物館が。

ドイツっぽい建物。

 

1度行ったきりなので、チェコも行きたいけどドイツもまた行きたいですね。

 

 

 

講義の教室が離れていたら移動が大変であろう大学の1つだなと、これまで潜入したことのあるいくつかの大学の敷地内を反芻しながら脳内に記憶されました。

展示を色々やっているようなので、また、訪れてみたいです。

 

是非一番下までスクロールしてご覧下さい!

 

シンガーソングライター🎤&チェコ親善アンバサダー

胎内でポップスピアニストのリチャート・クレーダーマンを聴いていた(らしい)。

2~4歳ごろ、家にあったキーボードに興味を示しす。

5歳からヤマハの音楽教室のグループレッスンで読譜は苦手ながらも、歌とエレクトーンで音に親しむ。

8歳からグループレッスン閉鎖に伴いクラシックピアノに転向(楽典や基礎的なことはあまりやらず、ほとんど好きな曲を弾かせてもらっていたので、大した知識なし)。

幼稚園〜高校までに、授業やクラブなどで色んな楽器や合唱に親しむ。

中学生ごろから譜面の書き方が良くわからないながら作詞作曲もどきを開始。

高校のオーケストラ部でバイオリンに初めて触れてはまる一方で、ピアノはスランプに。

大学の必修科目の短期留学中に、留学生向けのプログラムと並行して、現地の大学の音楽部のオーケストラの授業にオーディションを受けて参加させてもらうが、あまりにも英語がわからず何が身についたかは不明。

大学卒業後は、色んなアーティストのライブを観覧しつつ、音楽の道を模索。

東日本大震災の翌年から歌や作詞作曲の勉強をようやく開始。

クラシック、ポップス、ロック、JAZZ、ソウル、各国の民族音楽とジャンルを越えて、洋楽、邦楽、インスト、歌物ひたすら色々聴くようになる。

2012年末〜2014年にかけて月一回以上のペースでライブ活動を実施。

コロナ禍の始まる2019年末から、不定期にピアノ弾き語り動画をYouTubeに更新開始。

現在、職業訓練でDTPを学び、求職活動と並行して、新しい技術の習得・制作・SNS更新中。

 

独自の世界観でメッセージ性があり、耳なじみの良いポップス、ロック、ポップロックを中心とした楽曲制作と、洋楽・邦楽両方をピアノ弾き語り中心に演奏。

 

チェコ政府観光局公認チェコ親善アンバサダー(2019年~)として、2019年、2021年、2022年のチェコフェスティバルで、チェコの歴史や文化と音楽についてのプレゼン&ライブを行った。

 

YouTubeチャンネル

iPhone一発撮りピアノの弾き語り動画(音声加工や凝った編集なし)をスローペースに不定期更新中。

腱鞘炎持ちで、心身の不調からくる身体の使い方の悪さを改善しながら、ピアノと歌のバランス、原曲の雰囲気とを可能な限り念頭に置き、その時の持てる力の限りで可能なアレンジで演奏。

ピアノの弾き語りに馴染みのない方、弾き語りに興味のある方、忙しくて動画も見てられないと言う方も、動画を凝視しなくてもBGM代わりにお気軽にご視聴&ご試聴下さい。

 

間奏以降の演奏にも注目して、いただけたら嬉しいです。

 

チャンネル登録、高評価、シェアをしていただけると、大変励みになります。

各動画の概要欄とブログに毎回動画の概要、動画撮影裏話など記載しているので、併せてお楽しみ下さい。

 

大橋歩美YouTubeチャンネル

※イヤホン・ヘッドホン使用、もしくは、音量を気持ち大きめでの視聴推奨(本来の声質が聞き取りやすいかと思います)。

より最新の機種の方が音質が良いかも。

古いPCなどだと音がこもって少し割れて聞こえる傾向があり。

 

☆オリジナル曲☆

NEW 

二つの絆/大橋歩美(オリジナル曲)

Art〜生き様〜/大橋歩美(オリジナル曲)

https://youtu.be/eKiNVYPf8jc

 

 

☆PIANO-VOCAL COVER☆

NEW

SPEECHLESS/LADY GAGA

 

Hello, Again〜昔からある場所〜/ My Little Lover

 

夢じゃない/スピッツ

https://youtu.be/jKwZt_cOtEY

 

 

瀬戸内国際芸術祭2022応募動画

海を渡ったチヌ/山地真美

https://youtu.be/EQMgljehBKo

 

IMAGINE/ Johnn Lennon

https://youtu.be/X42a0tZHcOg

 

YELL/ いきものがかり

https://youtu.be/WLrcQt73TW0

 

少年時代/井上陽水

https://youtu.be/RxAJv81sycM

 

時に愛は/奥井雅美

(劇場版『少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録』より)

https://youtu.be/kS79sUWiFtY

 

Komm, süsser Tod / 甘き死よ、来たれ

 (劇場版『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』) 

 

Lost in The Woods / Jonathan Groff(ピアノ弾き語りカバー)

『アナと雪の女王2』(原題『Frozen2』)劇中歌

 

HOWEVER/ GLAY(ピアノ弾き語りカバー)

月光浴/柴田淳(ピアノ弾き語りカバー)

 

♩KAN/愛は勝つ(cover)

♩Do As Infinity/深い森((cover)コラボ動画)

♩ZARD/永遠(cover)

♩WANDS/明日もし君が壊れても(cover)

♫DESPERADO/THE EAGLES (cover)

 

カバー曲一覧

 

その他SNS

 ✴︎Twitter

https://twitter.com/gomashiodar

 

✴︎Instagram
https://www.instagram.com/ayumi.ohashi/

 

 

チェコ親善アンバサダー

チェコ政府観光局公認チェコ親善アンバサダー(2019年~)、チェコ語も学習中(2020年~)。

 

高校時代所属していたオーケストラ部。

演奏旅行の機会を得て、人生初チェコのプラハへ!

プラハ城(大統領府)内のスパニッシュホールでの演奏を経験。

プラハの旧市街広場などを観光して、御伽の国のような街並みをいつかまた見てみたいと思った。

 

現在は日本で触れたチェコ体験を上記SNSとブログ、YouTubeで発信中!

 

ブログテーマ「チェコ親善アンバサダー」の一覧

【チェコ共和国】動画一覧ページ☟

https://www.youtube.com/c/CzechRepublicJP/videos

 

チェコウィークオンライン2020

音楽好きにおすすめ!チェコの音楽スポット♪

 

ここまでご覧いただきありがとうございます。

行ってきた所の写真でブログに載せきれていないものを見てきた感想などと共に、また、日々の生活や社会について思ったことや日本でのチェコ体験レポート、カバーやオリジナル曲をSNSから随所発信しています。

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写真撮影、文 大橋歩美

機材 iPhone12mini