亀の歩みのシンガーソングライターの大橋歩美です。


今年の2月27日のお話。


チェコセンター東京の企画で、第1回「下北沢国際人形劇祭」のために来日した4人組のチェコの伝説的なオルタナティヴ・シアターグループ「MEHEDAHA」の特別公演への観覧機会をいただき、観覧してきました。


下北沢国際人形劇祭MEHEDAHA紹介ページ

https://www.sipf.jp/program/mehedaha.html


チェコセンター東京サイトより

MEHEDAHAは、民主化される前の共産主義国だった1985年、メンバーが学生の時に結成したグループで、人形祭のために30年ぶりに再結成して来日していたようです。


チェコは、人形劇が盛んな国の一つ。

あとで操るマリオネット(以下、人形)の劇場や博物館、人形劇の舞台美術や人形劇役者のスキルを学べるサマースクールなどもあるほど。


人形博物館(プルゼニュ)

https://muzeum-loutek.cz/cs/


プラハ芸術アカデミー(AMU)HP

https://www.amu.cz/cs/


※上記サイトは、チェコ語、英語などのみで、日本語訳なし。


宗教戦争や政争を経て、神聖ローマ帝国をオーストリアハプスブルク家が統べることに。

チェコも属国の一つとなり、ドイツ語が公用語になりました。

そんな中、人形劇ではチェコ語の使用が認められていたので、チェコ人のアイデンティティが守られた芸術として、チェコ人の生活に密接な存在であり、今日まで発達継承されてきています。


MEHEDAHAの公演のお話に戻ります。

下北沢での上演は大人気で、チケットが完売だったようです。

この日の特別公演は、限られたスペースで行うため、下北沢の公演内容とは違うものと言うことでした。

さて、どんな世界を見ることができるでしょうか?


ステージの設営は、完了していました。


「ちょうどいい重さだ」と、チェコの薬草酒ベレロフカ(becherovka)の小瓶の入ったに撮影用のカメラをテープで括り付けて設置しているのは、MEHEDAHAの劇の作•演出担当をされていて、絵本も出されているペトル•ニクル(Petr Nikl)さん。


ベヘロフカの小瓶自体もいくつか置かれていますが、何が起こるのでしょうか?


チェコセンター所長のエヴァさん(後方で立ち並んでいる内の一番右)が、MEHEDAHAのメンバーを紹介しているところ。



最初は、白い布の下から覗く人形劇用のステージで、女の子の人形に本物の画材を使ってペイントさせているところから始まりました。

音楽を流しながらのライブペインティングで、パレットと絵筆を持つ人形の動きの中に、ほんの少しの「間」が可笑しみを生んで、笑いが時折起きていました。


人形劇が行われている横で、ペトルさんが次の準備をしていました。

ガチャガチャのカプセルの半分を、ぜんまいや電池で動く虫のおもちゃの背に乗せて、それぞれのカプセルの中に墨汁を入れたものを多数用意していました。

何をするんだろう?

何が起きるんだろう


なんとおもちゃたちの動きにより描かれるライブペインティングでした。


虫の形のおもちゃに黒い墨汁で描かせるペイントは奇怪なような、でも、描かれていく線とおもちゃの動きを見ているとユーモアさも感じられる斬新なものでした。

おもちゃの動くままに任せて描かれていくので、下絵があるわけでもなく、完成形も全く予想できず、そこもまた面白くて終始眺めていました。


床に広げた紙面を囲う枠や、おもちゃ同士の衝突など、障害にぶつかって行き止まったり、線の掠れが目立ってくると、ペトルさんが軌道修正をしたり、墨汁を継ぎ足したりしていました。

その様子をも終始目を見張りながら眺めていました。

動いているものが視界に入ると、興味津々で、無心で目で追いかけてしまう犬や猫のような状態だろうな。


さて、そうして出来上がったのがこちら。

色んな線質、濃淡ができていて、こう言うデザインの包装紙とかありそうだなと眺めていました。


さて、一通り終わると、人形を触りたい人に順番で体験させてくれました。

人形を操る人形劇の役者さんが見る景色を興味深く眺めました。


ペトルさんも、ビデオだけではなく、写真撮影にも勤しんでいました。

撮影している姿もライブペインティング中と同様、真剣です。


私も触らせていただきました。

アルファ劇場が来日して東京芸術大学で『ファウスト』の公演を行った際に、終演後に人形や楽器にも触らせてもらったことはありますが、人形のパーツは、ほとんど木製で、まあまあ大きいので、動かそうとすると結構ずしっとします。

それでいてよくあんなに滑らかに絵筆を動かして描けるな、動かせるなと、改めて技術の高さに感心しました。


これは、終演後にいただいたクリスマス用?で、組み立てられるスタンド式のカードでした。

かわいい。


MEHEDEHAのメンバーで、この日、人形を操っていた役者さん。

人形を操って描かせていただいた絵を持っていただき撮った一枚。

難しいけど、ものづくりは楽しいなと、貴重な体験をさせていただきました。


今度は一緒に。


人形を操るだけではなく、人形を操って描かれる絵も楽しめると言う一石二鳥な特別公演でした。




是非一番下までスクロールしてご覧下さい(更新 2024年2月29日)。

 

シンガーソングライター

独自の視点で描いたメッセージ性のある歌詞と耳馴染みの良いポップス、ロック、ポップロックを中心としたメロディーを、薄い倍音がかかった中音域がよく響く声で歌う。

 

胎教音楽としてリチャート・クレーダーマンのピアノを聴いていた(らしい)。

幼稚園入園前から家にあったキーボードで聞こえる音を再現しようとする。

5歳でヤマハのグループレッスンに入会、歌とエレクトーンで音に親しむ。

グループレッスン閉鎖で8歳からヤマハでピアノを習い始める。

学校は苦手だったが、小学校にあった色んな楽器や、音楽の時間の合唱を楽しむ。

中学生ごろから作詞作曲もどきを開始。

高校のオーケストラ部でバイオリンを始めた一方、ピアノはスランプに。

大学の短期留学中、派遣留学生用の特別プログラムとは別に、派遣先大学の音楽部のオーケストラの授業にオーディションを受けて参加。

大学卒業後は、色んなアーティストのライブを観覧しながら音楽の道を模索。

東日本大震災の翌年からボイトレ、作詞作曲、ピアノ弾き方りの勉強を始め、がむしゃらに色んなジャンルの音楽を聴きまくり、コードを初めて習い、ライブ活動もほどほどに行う。

コロナ禍の始まる直前の2019年末からYouTubeにピアノ弾き語り動画を不定期更新開始。

 

現在は、ボイトレと並行してDTMと動画編集も勉強中。

TikTokも始めました。

 

 

デザイナー

派遣社員として働いていたが、体調不良により契約終了で2022年10月から失業者となり、求職活動をする中で偶然見つけたグラフィックデザインとWEBデザインを職業訓練で半年学ぶも、現在も通院しながら求職活動難航中のため、自治体運営の各所などに相談しつつ、フリーターをやっています。

チラシ制作、名刺制作、サイトデザイン制作、簡単な動画編集、仮歌の録音など承りますので、各SNSのメッセージ機能でご連絡ください。

面識と良識のある方を優先するかとは思います。

 

 

YouTubeチャンネル

大橋歩美Ayumusicチャンネル

※イヤホン・ヘッドホン使用、もしくは、音量を気持ち大きめでの視聴推奨

 

☆オリジナル曲

NEW 

二つの絆/大橋歩美(オリジナル曲)

 

 

☆カバー曲

NEW

Hello, Again〜昔からある場所〜/ My Little Lover

 

夢じゃない/スピッツ

https://youtu.be/jKwZt_cOtEY

 

 

少年時代/井上陽水

https://youtu.be/RxAJv81sycM

 

時に愛は/奥井雅美

(劇場版『少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録』より)

https://youtu.be/kS79sUWiFtY

 

Komm, süsser Tod / 甘き死よ、来たれ

 (劇場版『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』) 

 

♩KAN/愛は勝つ(cover)

♩ZARD/永遠(cover)

 

 

カバー曲まとめ

 

 

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チェコ親善アンバサダー

チェコ政府観光局公認チェコ親善アンバサダー(2019年~)。

2019年、2021年、2022年のチェコフェスティバルで、チェコの歴史、文化、音楽についてのプレゼン&ライブを行った。

チェコ語も学習中(2020年~)。

 

高校で所属していたオーケストラ部で、演奏旅行へ行く機会をいただき、人生初の海外旅行でドイツとチェコへ。

プラハ城(大統領府)内のスパニッシュホールでの演奏や、プラハの旧市街の街並みをみる観光のありがたく貴重な体験から、御伽の国のような街並みをいつかまた見てみたいと思い続ける。

 

現在は日本で触れたチェコ体験をSNSで発信するなど、活動中。

 

ブログテーマ「チェコ親善アンバサダー」まとめ(アメブロより)

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写真撮影、文 大橋歩美

機材 iPhone12mini