亀の歩みのシンガーソングライターの大橋歩美です。

 

久しぶりに上野へ展覧会目当てに行ってきました。

 

お目当ての展覧会場は、国立西洋美術館。

この日、展示室内の一部で無料観覧できるコンサートがあるという情報を前日に得て、無事に予約を取れたので、この日に行ってきました。

 

上野駅から出てみて驚いたこと。

横断歩道が無くなっていた。

歩行者からすると、とても便利だが、駅構内も心なしか、駅ナカの店が上野公園改札前付近から無くなっている気もしたので、様子がおかしいような気がしましたが、出てみてはっきりと、前回着た時とは違うと悟りました。

 

上の公園ってあんなに駅から近かったのかと、横断歩道の有無で距離感がだいぶ違うようにかんじました。

この写真の正面突き当り付近が動物公園です。

 

そして、今年は、日中友好条約締結50周年。

上野動物園に初めてパンダが贈られたのも50年前。

 

バールンのジャイアントパンダが、文化会館前にどどーんと。

かわいい。

 

パンダを横目に、国立西洋美術館へ。

 

『ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展』の鑑賞が目的。

 

 

近現代美術作品のディーラーから収集家に転身し、集めたものを自身の目利きで、本当に気に入ったもののみ手元に残したところ、ピカソ、クレー、マチス、ジャコメッティの作品が中心で、手元に残った作品たちが収蔵・展示されているのがベルリンにある国立ベルクグリューン美術館。

 

今回の展覧会では、ベルリン国立ベルクグリューン美術館に所蔵されている、ピカソら4名の作品の他、日本のっ国立美術館が収蔵している4名の作品も併せて作品が展示されているそうです。

 

 

また、ピカソの作品を含めて、日本では初公開の作品もいくつかありました。

と言っても、とにかく美術館で絵を鑑賞したいという突発的に湧いた欲求を満たすために行くことにしたため、当初、上野の美術館には行きたいが、どこにしようかと、本当に何も予備知識もなく調べ始めたのが、この前日。

 

最近は、目の前のことに取り組まないといけないのに、集中できないなと自己嫌悪に陥ったり、調べないといけないことが湧いて、日々SNSやネット検索を繰り返しており、携帯を眺める時間が結構長くなっています。

読みたい本も結構な冊数が積読かれつつあります。

 

無職な上に(詳細は、先月の投稿を探してください)、世の中的には、手に職もない上に大したスキルもない「何もできない人間」の部類に属する上に、常に眠かったり、思うように集中できないことが多くて、このまま仕事を見つけても、またすぐに対人トラブルが生じて(聞こえる音量なのに、聞こえないと思ってあれこれ言われたり)一人で勝手に落ち込んだりと、心身の調子を崩すことは目に見えており、本当にポンコツこの上ないなという考えばかりが浮かび、普段の生活においての呼吸の仕方に加えて(小学生の頃からおかしいです)、生き方もわからなくなりつつあります。

 

とりあえず、良いものを見て、栄養補給を図りたいなと、他に、これと思うものを見つけられなかったので決めたのがこの展覧会でした。

そして、この日は、冒頭にも書いた通り、コンサートもあるので、とにかく寝ないことを祈りながら、当日券を購入して、荷物をコインロッカーに入れて、展示室へ。

 

今回の展覧会で初公開の作品の1つが展覧会のポスターに。

 

中に入ってみると、写真撮影している人が複数いて、「あれ、日本の美術館も写真OKになったのか?」と展示品をよく見てみると、少しだけ、撮影不可のマークの付いた作品もありましたが、概ね撮影OKのようでした。

少し上野にある美術館での展示鑑賞から距離を置いていたら、色々変化があって、まさか、展示室内のルールも少し変わっていたなんて。

 

結構、他の展覧会で撮影OKの場所が増えているし、海外にならった形になりつつあるのかな。

図録とかは、欲しければどんなに写真を撮ろうが買う人は買うし、買わない人は買わないから、写真撮影の可否はあまり関係ないのかなとも思いますが、実際のところ、どうなんだろう?

 

写実的な作品を描いていた青の時代、バラ色の時代などもあったし、写実的な描写も当然できるピカソですが、表現方法の幅をこうして広げていって、構成の人の印象に残るような作品をたくさん残したんだなと思うと、型にはまるだけではなく、アーティストには個性は絶対的に必要なんだなと、改めて思わされます。

こうした画風が後世の画を学ぶ人々の学びの1つになるんだから、すごいよな。

触発されて、同様な色の使い方、構図の作品を作成した人もいたよな。

 

芸事において、守・破・離が大切というけれども、こんなすごい作品や、作品の発想が次々に生まれた2つの世界大戦の前後の時期を経た今、天才は往々にして登場するけれど、中々、さらに新しいもの、新しい画風を模索するのは、難しいよなと感じます。

大衆化されることになれると余計に。

 

 

横になっている裸婦の姿を描いた作品。

 

展示室入り口と、その向かい側のコンサート会場になっていた講堂の間の空間にあった壁にはめ込まれたガラスに貼られた展覧会のロゴがかっこいいなと撮った写真。

 

ピカソと同時代の作家パウル・クレーの作品コーナーへ。

クレーの作品を図書館の画集でちらと見て、誰かの歌の歌詞とかにクレーが出てきたりして、という程度のかなりうっすらした認識だったクレーですが、今回の展覧会で色々作品を見て、線の弾き方、色の塗り方、構図等々、詳しい知識は無いものの、自分でも絵を描いたりすることもあることも相まってか、直感的に、この人の作品好きだなと眺めていました。

 

線の組み合わせ。

その線の弾き方の美しさが個人的にはまりました。

 

これは、線の色合いや、描かれている形状、色合いと、綺麗だなと。

 

油彩かな。

線と記号の組み合わせじゃないかと言われればそれまでですが、その組み合わせ方がなんともかわいい。

 

人物もかわいい。

ずっと見ていられるなと、一回通過した後、もう一度戻って観ていました。

 

今回の展覧会で日本初公開の作品の1つ、クレーの『子供の遊び』。

この作品の色合いから何から何までかわいいくて、印象的だったので、その後、うっかりミュージアムショップでも、この展覧会のグッズにあった、作品の刺繍が付いた缶バッジを買いそうになるほど、ずっと見ていました。

キャンバス地の白いバッグや、黒地のバッグにつけてもかわいいだろうなと妄想しながら、尾を引きながらショップを後にしましたが、諸事情で、もう1度見に行きたいとも思っていて(美術館のお話しの続編にその理由を書く予定)、その時に買ってしまうかもしれないし、誘惑に負けないかもしれない。

そもそも、行かないかもしれない。

さあ、どうなることやら。

何回観てもかわいい作品。

 

こちらも日本では今回初公開だった、マチスの絵。

雑誌『ヴェルヴ』の表紙図案だそう。

これが表紙だったら目を引きそう。

クレーとマチスは、谷川俊太郎さんの詩に出てきたのか、言葉として人名を認識していて、マチスが画家という事も認識してきたかどうか。

また、マチスの作品はどこかで見たことがあるかもしれないけど、「マチスの作品」と認識しながら観たことがあったか定かではありません。

こうして、ブログなどに書き起こしていなければ、今回も忘れたり未認識のままでいたかもしれません。

今回は、色んな作品を見てどの作家さんの作品化などを認識しながら鑑賞できたのは、感覚を養う上でも自分が進化したのかなと。

この作品もクレーの作品同様、かなり印象的でした。

 

ジャコメッティの『広場』というブロンズで作られた作品。

広場を歩く色んな人を表しているだけだと思いますが、ブロンズ製の黒い作品だからか、広島や長崎の原爆投下後のおどろおどろしい情景がパッと頭に浮かんでしまいました。

 

今回、日本初公開された作品の1つ、ピカソの『緑色のマニュキアをつけたドラ・マール』。

展覧会場では、この作品の横にもう少し写実的に描かれたドラ・マールや、もっと崩したドラ・マールも一緒に並んでいたような気がしますが、特徴を捉えたうえで崩しているから、ドラ・マールだとわかるなと、見入ってしまった作品の1つでした。

自分なりの作品比較や、新しいことを発見したり、知ったりする時間になるから展覧会は楽しいのかなと感じています。

それも元気で平和な内だけなんだろうな。

 

他にも4人の作品は展示されていました。

また直接見てみたい気もする。

ベルリンの美術館が改装休館中に伴い開催できた展覧会だそうです。

次は、ベルリンで見るか(笑)

 

海外旅行も、またいつか行きたいですね。

ドイツは1度だけ連れて行ってもらって行ったことがありますが(初めての海外旅行先はドイツでした)、ベルリンは行かなかったので、ブランデンブルク門やベルリンの壁の跡地やベルリンフィルのコンサートも含めて観てみたいですね。

 

と調べていたら、新橋~有楽町のガード下や駅ビル内で「ドイツフェア2022」というものが開催中のようです。

行くかどうかは不明ですが、アンンペルマンの雑貨が気になる私。

買わないように気を付けよう(笑)。

 

ドイツフェア詳細

開催期間:2022/11/11(金)~11/27(日)

https://www.jrtk.jp/hibiya-okuroji/topics/obj/file/000/763/221110-2051_pdf_file.pdf

 

また、これを書いている11/17がチェコでは、国際学生の日と革命の日で祝日です。

 

1939年に学生運動をしてナチスに数名の学生が殺害され、さらに大学が閉鎖に追いやられた日であり、1989年には、国際学生の日であることからデモを開始した学生が、共産主義体制により危害を加えられたことに端を発して、国中に広がる大きなデモに発展して、殆ど血を流さずに民主化革命を成し遂げたことから、共産主義で抑圧された人も含めた色んなアーティストさんが登場して歌ったビロード革命(歌う革命)の日。

 

そして、ちょっと気まぐれに出かけた先で、日中友好について触れた日。

 

どちらについても、ブログを追々書きますが、何だか不思議と平和について考えることとつながっている1日だなと感じています。

 

分かる人、知っている人には、進歩も努力し続けている人ということも認識してもらえているものの、世間様では結果が全てなので、何もできないし、何もできていないポンコツなミュージシャンもどき、アーティストもどきな私が偉そうに語るのもなんですが、考えることや、自分が知ったことを、こうして自由に表現する権利はあるし、自分の知識の定着に繋がるので、知ったこと、思ったこと、考えたことは書くことが許される限り、書き続けたいな。

 

展覧会詳細

 

 

会場

国立西洋美術館

 

会期

2022.10.8(土)~2023.1.22(日)

 

チケット

日時指定制、当日券購入可能(当日予定枚数に達し販売次第終了)

※会期終了間際だと混雑が予想されるので、予め日時指定券を購入しておく、もしくは、当日券購入希望の方は、事前に問い合わせて、残数を確認した方が良いかもしれません。

 

 

写真撮影、文 大橋歩美

機材 iPhone12mini 

 

過去のチェコフェスティバル関連の動画、チェコ共和国公式YouTubeチャンネル出演動画を紹介しています。

YouTube、Twitter、Instagramも更新中。

是非一番下までスクロールして、リンクなどをご覧下さい!

 

シンガーソングライター🎤&チェコ親善アンバサダー

胎教音楽にポップスピアニストのリチャート・クレーダーマンを聴いていた。

2~4歳ごろ、家にあったキーボードに興味を示して、聞こえた音の再現方法を模索していた。

5歳からヤマハの音楽教室のグループレッスンで読譜は苦手だったが、歌とエレクトーンで音に親しむ。

8歳からグループレッスン閉鎖に伴いクラシックピアノに転向。

幼稚園〜高校までに、授業やクラブなどで色んな楽器や合唱に親しむ。

中学生ごろから、譜面の書き方が良くわからないものの、作詞作曲もどきを開始し。

高校のオーケストラ部でバイオリンに初めて触れる一方で、ピアノはしばらくスランプに。

大学の短期留学中に、留学生向けのプログラムと並行して、現地の大学の音楽部のオーケストラの授業にオーディションを受けて参加。

卒業後は、色んなアーティストのライブを観覧しつつ、音楽の道を模索し、東日本大震災の翌年からようやく歌や作詞作曲の勉強を本格的に開始し、クラシック、ポップス、ロック、JAZZ、ソウル、各国の民族音楽とジャンルにこだわらず、洋楽、邦楽、インスト、歌物ひたすら色々聴くようになる。

2013年〜2014年にかけて月一回ペースでライブ活動を実施。

コロナ禍の始まる前年後半ごろから、不定期ながら、本格的にピアノ弾き語り動画をYouTubeに更新開始。

現在、一時的に求職活動をしているものの、仕事をしながらYouTube更新を含めたSNSの更新、および、諸々学習中。

 

ポップス、ロック、ポップロックを、ピアノ弾き語り中心に演奏。

 

2019年より、チェコ政府観光局公認チェコ親善アンバサダー。

2019年、2021年、2022年のチェコフェスティバルで、チェコの歴史や文化と音楽についてのプレゼン&ライブを行った。

 

YouTubeチャンネル

iPhone一発撮りピアノの弾き語り動画(音声加工や凝った編集なし)をスローペースに不定期更新中。

腱鞘炎持ちのため、身体の使い方を改善しながら、ピアノと歌のバランス、原曲の雰囲気とを可能な限り念頭に置き、その時の持てる力の限りで可能なアレンジで演奏。

ピアノの弾き語りに馴染みのない方、弾き語りに興味のある方、忙しくて動画も見てられないと言う方も、BGM代わりにお気軽にご視聴&ご試聴下さい。

 

間奏以降の演奏にも注目して、いただけたら嬉しいです。

 

※イヤホン・ヘッドホン使用、もしくは、音量を気持ち大きめでの視聴推奨(本来の声質が聞き取りやすいかと思います)。

 

チャンネル登録、高評価、シェアをしていただけると、大変励みになります。

各動画の概要欄とブログに毎回動画の概要、動画撮影裏話など記載しているので、併せてお楽しみ下さい。

 

大橋歩美YouTubeチャンネル

 

✴︎オリジナル曲

NEW 

二つの絆/大橋歩美(オリジナル曲)

Art〜生き様〜/大橋歩美(オリジナル曲)

https://youtu.be/eKiNVYPf8jc

 

 

✴︎COVER

NEW

 

瀬戸内国際芸術祭2022応募動画

海を渡ったチヌ/山地真美

https://youtu.be/EQMgljehBKo

 

IMAGINE/ Johnn Lennon

https://youtu.be/X42a0tZHcOg

 

YELL/ いきものがかり

https://youtu.be/WLrcQt73TW0

 

少年時代/井上陽水

https://youtu.be/RxAJv81sycM

 

時に愛は/奥井雅美

(劇場版『少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録』より)

https://youtu.be/kS79sUWiFtY

 

Komm, süsser Tod / 甘き死よ、来たれ

 (劇場版『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』) 

 

Lost in The Woods / Jonathan Groff(ピアノ弾き語りカバー)

『アナと雪の女王2』(原題『Frozen2』)劇中歌

 

HOWEVER/ GLAY(ピアノ弾き語りカバー)

月光浴/柴田淳(ピアノ弾き語りカバー)

 

♩KAN/愛は勝つ(cover)

♩Do As Infinity/深い森((cover)コラボ動画)

♩ZARD/永遠(cover)

♩WANDS/明日もし君が壊れても(cover)

♫DESPERADO/THE EAGLES (cover)

 

カバー曲一覧

 

 

その他SNS

 ✴︎Twitter

https://twitter.com/gomashiodar

 

✴︎Instagram
https://www.instagram.com/ayumi.ohashi/

 

 

チェコ親善アンバサダー

2019年より、チェコ政府観光局公認チェコ親善アンバサダー。

 

高校時代所属していたオーケストラ部。

演奏旅行の機会を得て、人生初チェコのプラハへ!

プラハ城(大統領府)内のスパニッシュホールでの演奏を経験。

プラハの旧市街広場などを観光して、御伽の国のような街並みをいつかまた見てみたいと思った。

 

現在は日本で触れたチェコ体験を上記SNSとブログ、YouTubeで発信中!

 

ブログテーマ「チェコ親善アンバサダー」の一覧

【チェコ共和国】動画一覧ページ☟

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チェコウィークオンライン2020

音楽好きにおすすめ!チェコの音楽スポット♪

 

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