『命の水チェコの民話集』を読んで

オーガニックボイスのシンガーソングライターで、チェコ親善アンバサダーの大橋歩美です。

チェコでは、多くの子供達が読むと言うチェコのグリム童話と言われるエルベンの編集した本『命の水』を読んでの感想。

この本は、今年の5月ぐらいに知って、忘れかけていたところ、10月に千葉市美術館での『ミュシャとオルリク』展に行った際に、ミュージアムショップで発見して、少し悩みましたが、出久根さんの絵が綺麗で、買って読むことに。

図書館探せばあったかもですが、これを逃したら忘れそうで😅

何でもない身分の人が、目的を持たされて、旅をする中で勇敢に誠実に自分の身を顧みずに、自分の私財を差し出しても突き進む中で、身分を上げていくような話。

動物たちを助けたことで、逆に助けてもらったりなんてお話。

不老不死や若返りをテーマにしたもの。

結婚相手はカエルだった？！とか。

ちなみに、この本の表紙の頭が太陽のキャラクターは、おじいさんなんです(笑)

日本ではみられないユーモアとか設定だなと、その辺が面白かったり、また、日本の昔話にもあるような設定だなと思う話もあり、国や文化は違えど、似たような話は色んな国にあるなと思ったり。

チェコだけではなく、ロシアやスロヴェニアなど、同じスラブ語族の国の民話や詩なども一緒に編纂された本で、ドイツのグリム兄弟が編纂したグリム童話のように、エルベンと言う人により編纂されたのがこの本。

チェコ語でのこの本は、また、違う装幀で言葉がわからなくても絵を見ているだけでも楽しめるなんて話も5月に伺いました。

また、本当に子供向けの本なのか？！とも(笑)

グリム童話の白雪姫なんかで、死ぬまで熱く焼いた靴を剥がされて踊らされたなんて終わり方で残酷な面もあるのと同じように、子供には恐ろしい場面ではなかろうかと思うような死んだ人が蘇ったり、処刑されてバラバラにされたり、死神が出てきたりする話もあるので、チェコの子供たちには、どんな読んだり、お父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんに読み聞かせてもらったりする中で、自分で読めるようになって読む中で、どう思うのかな？とも思ったり。

冒頭にも書きましたが、出久根さんの絵が本当に綺麗なので、子供だけでなく、大人でも楽しめるのかなと思いました。

興味があれば、是非、本を読んでみて下さい！

読んでいただきありがとうございます😊

🎤シンガーソングライター

大橋歩美

オーガニックボイスのシンガーソングライター。

クラシックのピアノを小学生の頃から習い、高校のオーケストラ部でバイオリンを弾く。

クラシックの他、邦楽、洋楽をジャンル問わず多数聴く。現在は、主に、ポップスやロック、ポップロックを歌い、曲を作り、演奏している。

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