◎前からちょっとモーターの音が気になっていた1971年製の「SONY TC-2130A」ですが、いよいよ音が大きくなって聞くに耐えなくなり、思い切って修理する事にしました。
以前オーバーホールした時の様子です
人よ、何が善であり主が何をお前に求めておられるかはお前に告げられている。
正義を行い、慈しみを愛しへりくだって神と共に歩むこと、これである。
公然と不正が行われ、政治も生活も金で捻じ曲げられる現代社会は、栄華を極めたイスラエル王国が滅ぼされた時代背景と酷似しています。真の祝福を手にする方法はただ一つ、正義を行い、人を愛し、謙虚な心で神と共に歩むこと、この原則は古の時代から既に私たち全人類に告げられているにもかかわらず、それを守り行うことができないのが人間の罪です。直ちに神の御前に遜り、神の求める規範に従って、公義と愛を基盤とした真に祝福された生涯を歩む私たちでありますように。
①カセットデッキ「SONY TC-2130A」モーターの異音
ねんどろいど琴吹紬: 「カセットデッキさんお腹の調子が悪いみたいですね~」
管理人: 「流石に異音が気になるレベルになったので、入院させます💦」
②インダクションモーターの取り出し
A: ケースを外し、モーターの固定ステーを外します。
B: ここがこうしたトラップになっているので、順番を間違えない様にします。
C: 取付部を見ればワッシャーの順番を間違える事はなさそうです。
D: 鉄板に覆われているので、こちらの作業はここまでみたいです。
③モーターが外れました
A: ベルトを外し、プーリー&ファンを外したらステーの固定ネジを外します。
B: 配線を辿って、まとめてある箇所をほぐします。
C: インダクションモーターを分解します。
D: 分解できたけど、何か様子が変です💦
④本来、カバーに付いている筈の軸受けが回転子に付いてます💦
ねんどろいど琴吹紬: 「軸受けは圧入している筈なんですけどね…」
管理人: 「このインダクションモーター(交流100V)は凄く発熱するので、きっと熱膨張を繰り返して外れちゃったのだと思います」
⑤鉄粉が凄い事に💦
ねんどろいど琴吹紬: 「うわ~、物凄い鉄粉ですね!」
管理人: 「鉄粉がコイルを切らなくて良かったです… でも掃除が大変💦」
⑥軸受けが回転子をかなり削ってました💦
ねんどろいど琴吹紬: 「これで本来の性能は出るのですか?」
管理人: 「この部分なら問題ありませんが、やっぱり銅よりアルミの方が弱いと言うのが良く分かりました💦」
⑦お掃除しました
ねんどろいど琴吹紬: 「エタノールとブロアを使って綺麗にしました♪」
⑧軸受けを本来の場所へ接着します
ねんどろいど琴吹紬: 「軸と軸受けの精度をチェックしたら、軸受けをカバーに入れて接着しました。 軸を入れる時はちょっとモリブデングリスを塗って組み立てます」
⑨ワッシャやダストシール
A: シャフトの長い方はワッシャを入れ忘れない様にします。
B: モーターを組み立てたらダストシールを組み付けます。
⑩ついでに回路の点検と調整もしておきました
コンデンサの点検、半固定抵抗のお掃除&再調整、スライドスイッチの接点お掃除などをやっておきました。
カセットデッキの故障のトップはベルトやアイドラーゴムの劣化で、次にスライドスイッチの接触不良(真っ黒になっています)、グリスの硬化などです。
電子回路は主にハンダクラックやコンデンサーの劣化、トランジスターの劣化で、80年代のICを多用した物はICが故障すると修理不可となります💦
中古のデッキで絶対に直せないのは「ヘッドの摩耗」で、こればかりはヘッドに爪を立てて段差がないか確認する事が大切です。
ヘッドが摩耗するとアジマス調整はできませんし、場合によってはテープが変形したり絡まるので、部品取りにしかならないと思います。
⑪とっても静かな動作音になりましたーー!!
ねんどろいど琴吹紬: 「本当はこんなに動作音が静かなんですね~」
管理人: 「あの異音… あれはあれでノスタルジックな感じがして良かったんですけどね」(笑)
⑫ほぼ同年代のカセットテープを紹介しよう!
1972年に発売が開始された「ソニー LOW-NOISE・カセットテープ」で、当時はオートストップを電気的に検知する為の導電リーダーが採用されていました。
しかしこのテープの後期モデルでは導電リーダーは廃止され、代わりに透明な赤色リーダーが使われています。
その後「ソニーHi-Fi」(後のHFカセットの始まり)にバトンタッチしました。
これ何が入っていたと思いますか?
「テレビでやってた日本昔ばなし」でしたよ(笑)
今聞くと結構怖い…
◎以上、【カセットデッキ「SONY TC-2130A」モーター異音修理】でした!