◎以前「CANON FD200mm F4 S.S.C」の方を分解清掃して、暖めても、アセトンを染み込ませても、〇いても(をィ)一向に鏡筒が分割できなかったので、コーティングが異なる初期型の「CANON FD200mm F4」で本当に鏡筒が分割できないのかリベンジの為に買って来た物になります。
結論から言うとやっぱりちゃんと分割できました。
おそらく「CANON FD200mm F4 S.S.C」の方は過剰にねじ止め剤が塗布されていたか、過大トルクで締め付けられていたのだと思います。
☆今日の聖句 ローマの信徒への手紙 8:6 新共同訳
肉の思いは死であり、霊の思いは命と平和であります。
肉の思いとは己の欲望を我慢できずほしいままに生きること。ひとときの快楽に身を委ね、自分が今幸せならばそれで良い、時に略奪してでも己の願望を叶えようとする野心的な生き方の結末は、永遠の死に至ります。しかし霊の思いは神の御心に従う生き方を率先して実践すること。利己的・刹那的な欲望を制し、何よりも平和を愛し、人を活かし、自分も輝く、永遠のいのちに至る生涯を送る者でありたいと願います。
①「CANON FD200mm F4」
1971年3月発売 当時の価格は¥28.000 フィルター径:55mm 重さ: 725g
レンズ構成: 5群6枚 絞り羽根枚数: 8枚 最小絞り: F22 最大撮影倍率: 0.1倍
最短撮影距離: 2.5m 外寸: 67x133mm
FLレンズ(レンズ構成が異なります)と、NewFD(インナーフォーカス)とは全く共通性が無く、この2年後に発売されたS.S.C(スーパースペクトラコーティング)を採用した「CANON FD200mm F4 S.S.C」ならほぼ同じ仕組みになります。
②レンズのみ清掃します。
A: フォーカスリングにあるイモネジを緩めてフォーカスリングを前方へずらします。
(おそらくフォーカスリングゴムをめくった穴から鏡筒をロックしているイモネジが見えると思いますが、今回はアセトンを注入する為にスルーしています)
B: 鏡筒をロックしているイモネジを外します。
C: イモネジの穴にアセトン(100均で売ってるネイルリムーバー)を数滴注入して3分程待ちます。
D: 鏡筒を掴んでねじります。
緩まない時はもう一度アセトンを注入して繰り返して下さい。
③鏡筒の分解
A: こんな感じで鏡筒を分割できます。
B: フォーカスリングを外し、絞りの点検をします。
(ヘリコイドストッパーを外せば、ヘリコイドグリス交換も可能です)
C: 内蔵フードから前群を引き抜きます。
D: 前群レンズを固定しているロックリングを取り外します。
④各レンズの清掃
A: レンズとスペーサーの向きをマーキングしながら取り出して各レンズを清掃します。
B: 中筒を外し、3群レンズを取り出して清掃します。
C: 内蔵フード内側にあるフェルトの埃をテープの糊面を使って取り除いておきます。
D: 後群レンズのロックリングを外し、レンズとスペーサーの向きをマーキングしながら取り出して各レンズを清掃します。
後は逆の手順で組み立てれば完成です。
因みにFD200mmやFD300mmなどはレンズ後群ユニットを先に外さないとマウントが外れない様になっています。
⑤「CANON FD200mm F4」の作例
F4開放で被写体は「PUI PUI モルカー BIG ぬいぐるみ ポテト」です。
とりあえず部屋で試写したくなったものですから(笑)
使用カメラはフルサイズミラーレスのソニーα7で、絞り値は分かる範囲で記載しています。
尚、撮影時期はバラバラになっているのをご了承ください💦
⑥イチョウ
確か開放で撮った気がします。
⑦通る車で舞うイチョウの葉
F4開放
⑧そして誰も居なくなった…
F5.6
叔父の居なくなった祖父母の家の電話線です。
部屋を片付けていたら、何と電話がジリリリーンって鳴ったんですよね。
ひょっとしたら亡き祖父母からだったのかもしれません…
⑨祖父母の家の管理人
F5.6
⑩手向け
F4開放
死者の魂はこれを授けた神様の元へ帰ります。
皆さんに全ての罪を許して下さるイエスキリストの祝福がありますように。
⑪柑橘類
F4開放
学校で作った柑橘類は物凄く酸っぱくて卒倒しましたw
⑫虹が出ました
F16.0
何かいい事ありそう。
⑬物撮り
F8.0
被写体は「はちゅねミク缶」と「引き伸ばしレンズ」です。
⑭Canon FD200mm F4
開放から割とシャープに写る感じですが、やはりコーティングが改良された「CANON FD200mm F4 S.S.C」の方が逆光耐性と発色性がいい気がしました。
◎以上、【キャノン「FD200mm F4」ちょっと分解清掃・ちょっと作例】でした!