◎分かっていてもやってみましたシリーズの第3弾! (スミマセン、ウソです💦)
…そう、それは曇ったレンズを酸化セリウムで研磨して復活できるかどうかなんですが、これはやはり曇りの状態にもよります。
ちょっと研磨して曇りが取れるようならまず大丈夫ですが、今回みたいにコーティングががっつりやられている場合はどうなるか!?の検証になります。
☆今日の聖句 ガラテヤの信徒への手紙 6:9 新共同訳
たゆまず善を行いましょう。飽きずに励んでいれば、時が来て、実を刈り取ることになります。
信仰も救いも努力によって得られるものではありませんが、信仰の実である善い行いは、継続する努力が必要です。たとい徒労に終わろうとも、誰も振り向いてくれなくても、隠れた善を決して見逃すことのない神が覚えておられることを思い、信仰の高嶺を目指して、神に喜ばれる善い行いに日々励む私たちでありますように。
①がっつり曇った「SIGMA UC ZOOM 28-70mm F2.8-4」
1995年頃発売? 当時の価格は¥34.000くらい? 絞り羽根枚数: 7枚
レンズ構成: 8群11枚 画角: 75.4-34.3° 最小絞り: f22-32 最短撮影距離: 0.5m
最大撮影倍率: 1:6.1 フィルター径: 55mm 外寸: 70x63.5mm 重さ: 285g
当時はマニュアルフォーカス仕様も併売されていたみたいですね。
②このレンズで撮影してみると…
曇りガラスの向こうは風の街…
このレンズを使って撮影してみましたが、まさに寺尾聰さんの「ルビーの指環」の世界が広がっていました…💦
「ドフに返すなら捨ててくれ」ですね(笑)
③とりあえず前玉を摘出します
左上: 何だかやる気の失せる曇り様です💦
右上: 吸盤オープナーを使って反時計回りに回して前群ユニットを外します。
右下: 銘板を外せば前玉が外れました。
左下: しかし… ここまで曇ってしまう環境が知りたいです。
④扇風機をろくろ代わりに使って研磨してみました。
左上: 扇風機の前ガードと羽根を外し、羽根を固定しているスピンナーだけ取り付けます。
そしてセンターを出したら、厚めの両面テープで曇ったレンズを固定します。
右上: 研磨する時はレンズ全体をまんべんなく研磨する様に円を描きながら酸化セリウムで研磨していきます。
右下: 1時間くらいでこれだけ研磨できましたが、やはり中央は上手く研磨できないので、レンズを偏心させて取り付け、低速で再度研磨しました。
左下: 曇りが完全に取れるまで研磨しました。
これだけ研磨するとダメなのは分かっていますが、検証と言う事で…💦
⑤レンズを組み立てました
見た目はコーティングの色が消えて、ただのガラス玉に見えます💦
完全にアウトですね。。
⑥研磨した「SIGMA UC ZOOM 28-70mm F2.8-4」の作例💦
使用カメラは「Canon EOS KISSx3」で、この時代のEF用シグマレンズは絞るとエラーが出る為、全て絞り開放で撮影しています。
いきなり結論を言ってしまうと、これだけ曇ったレンズは研磨してもダメと言う事です💦
⑦交差点
AFもかなり迷いますね~💦
⑧ここで写欲が無くなりました(笑)
コーティングを削ると、これだけレンズの光軸が狂ってしまうと言う事が分かりました。
⑨それでは正常なコーティングのレンズの作例もご覧下さい
これを見てもコーティングが失われているのがハッキリ分かります。
⑩コーティングが正常なレンズの作例
こちらも使用カメラは「Canon EOS KISSx3」で、この時代のEF用シグマレンズは絞るとエラーが出る為、全て絞り開放で撮影しています。
⑪交差点
曇りの夕方なので、ちょっと冴えない画像ですが…。
⑫公会堂
絞りたいけどEFシグマはエラーが出るので💦
⑬河川
絞り開放で景色を撮るのは、ある意味難しいですね。
◎結論: 「酷い曇りレンズに手を出すのはやめましょう」(苦笑)
もちろん曇ったレンズ以外の部品取りで買うのならOKですが。
以上、【「SIGMA UC ZOOM 28-70mm F2.8-4」凄く曇ったレンズの研磨は有効か検証 】でした! ☁