◎もう何年前に買ったか忘れましたが💦、どこかのリサイクルショップで買った「KONICA HEXANON AR 50mm F1.7 後期型」をちょっと分解清掃して作例を撮った内容になっています。

ついでにコニカ純正の「MACRO LENS ADAPTER  AR」も作例で使ってみました! ニコニコ

 

 

今日の聖句  ローマの信徒への手紙 1:16 新共同訳

わたしは福音を恥としない。福音は、ユダヤ人をはじめ、ギリシア人にも、信じる者すべてに救いをもたらす神の力だからです。

世界宣教の道筋を開いた使徒パウロの伝道に掛ける情熱はどこから来たのでしょうか。それはイエス・キリストの十字架によって、全人類に救いをもたらす福音を恥としない、むしろ神の力として誇りとしていたからです。自らの命を賭して福音宣教に生涯を捧げたパウロのように、福音を恥とせず、罪きよめられ赦された恵みを大胆に証する私たちでありますように。

 

 

 

①「KONICA HEXANON AR 50mm F1.7 後期型」

◎1973年発売? レンズ構成: 5群6枚(変形ダブルガウス) 絞り羽根枚数: 6枚

最短撮影距離: 0.55m  フィルター径: 55mm  最小絞り: f16

重さ: 250g(実測)  外寸: 62.5x51.5mm マウント:ARマウント

 

このレンズの初期型はこれより外径が太くフォーカスリングゴムのブロックパターンが5段、絞りリングにEEの文字、最短撮影距離が0.45mで、前期型は絞りリングの文字がAEになっているそうです。

そして今回の後期型は外径が細くなりフォーカスリングゴムのブロックパターンが4段、絞りリングの厚みが増え、最短撮影距離が0.55mになっています。にっこり

 

 

 

②ちょっと分解清掃

A: フィルター枠が変形していたので、100均の竹製の靴へらで軽く叩いて修正しておきました💦

B: 名盤を反時計回りに回して外します。

 

C: 前玉を固定しているロックリングを反時計回りに回して外し、前玉を取り外します。

D: スペーサーを外して2枚目も回収します。

 

 

③レンズの分解清掃

A: 前群ユニットを反時計回りに回して取り外しますが、確かこの3枚目のレンズはハメ殺しだったと思います。

B: こんな感じで外れます。

ついでに絞り羽根を軽くエタノールで清掃しましたが、どんどん油が滲んできたのでいつか分解清掃しようと思います💦

 

C: 後玉のロックリングを反時計回りに回して後玉の向きをマーキング(このレンズだけ向きが分かりにくいです)しながら外します。

D: スペーサーも向きをマーキングしながら外し、4枚目のレンズを外します。

 

 

④外した各レンズを清掃します

清掃したら、後は逆の手順で組み立てれば完成です。ニコニコ

 

 

☆3/16更新 ・絞りの動きが悪かったので絞りも分解整備しました💦

A: 絞りを整備するにはまず前後のレンズを外す必要があります。

B: マウントを外しながら絞り連動ピンの入っている位置を確認しておきます。

 

C: 絞りリングの取り外しはボールやバネが飛んでいく事がありますので、必ず袋の中で作業して下さい。

そして絞りリングを外したらボール、バネ、ロック解除ボタン(向きあります)を回収しておきます。

D: カバーの取り付け位置をマーキングしたら、固定ネジ3個を外してカバーを取り外します。

 

 

A: カバーを外したら、絞り羽根の取り付け状態と向きを確認し、ピンセットなどで絞り羽根を回収します。

B: 擦れる部分は全て油分をエタノールなどで清掃します。

 

C: 連動機構も油が染み込むと動きが悪くなりますので分解清掃します。

画像右下のカム部品を固定しているCリングを外し、カム部品を外します。

1のコロを外し、2の固定ネジを外したら3の部品を外し、次に4のCリングを外して5の絞り可動側を外します。

 

D: レンズ側と外したパーツを全てエタノールで清掃します。

後は逆の手順で組み立てれば完成になります^^

 

 

☆ヘリコイドグリス交換の補足

ヘリコイドの動作は快調でしたので今回はグリス交換をしませんでしたが、やる場合の補足になります。

 

A: まず必ずフォーカスを∞にセットし、測定が終わるまで動かさない様にします。

そしてここのイモネジを緩めたらフィルター枠を反時計回りに回して外します。

 

B: 枠を外したら、3個のネジを外してフォーカスリングも外します。

∞の状態のまま中のメインヘリコイドと銀色のサブヘリコイドのマウントからの幅をそれぞれ測定してメモをし、∞を基準にそれぞれの位置をマーキングします。

 

C: 直進キーを外したら中のメインヘリコイドをゆっくり慎重に回して外れる瞬間の位置をサブヘリコイドにマーキングします。

(もし後ろから外せない場合は絞り連動機構のカムを外す必要があるかもしれません)

次にサブヘリコイドもゆっくり慎重に回し、外れる瞬間の位置を鏡筒にマーキングします。

 

古いヘリコイドグリスを灯油やホワイトガソリンで落としたら、新しいヘリコイドグリスを固い筆などで薄く塗布し、逆の手順で組み立てます。

 

まずサブヘリコイド外れた瞬間の位置から入れ、測定した幅とマーキング位置で止めます。

そしてメインヘリコイドをマーキング位置から入れたら、これも測定した幅とマーキング位置で止め、直進キーを組み立てます。

後はフォーカスリング、フィルター枠を取り付け、残りの部品を組み立てて完成です。

 

 

⑤「KONICA HEXANON AR 50mm F1.7」 with 「SONY α7」

正直、ほとんど持っていないコニカARマウントのアダプターを買うには少々勇気が要りました💦

でもこのマウントアダプター、純正のマクロレンズアダプターが固くて入れにくかったです。魂が抜ける

 

 

⑥そんな純正のマクロレンズアダプター

要はただの接写リングなんですけど、ちょっと厚みがあり過ぎてそれなりに寄らないといけなく、標準レンズだと絞らないとダメですね。汗うさぎ

 

 

⑦純正のマクロレンズアダプターを付けて撮影するとこんな感じ

そう言えば最近中国では、運送業者が配達に間に合わないと高額な罰金を処される法律ができて仕事をやめる人が続出し、配達が滞っているとか💦

このマウントアダプターの箱もボコボコになって届きましたが、これからはもっと酷くなるかもしれませんね。驚き

 

 

⑧「KONICA HEXANON AR 50mm F1.7」の作例

開放f1.7

1973年のオイルショックの頃に作られたレンズはレンズ硝材や鏡筒のコストが削られていると書いてる方がいましたが、このレンズはそれなので💦、前期型の方がいいのかもしれませんね。汗うさぎ

 

 

⑨天竜浜名湖鉄道

f11.0

 

 

⑩天浜線ぶんぶん号

f8.0

 

 

⑪道端の花

f1.7開放

 

 

⑫うなぎトイレ

f11.0

 

 

⑬天浜線 尾奈駅

f11.0

 

 

⑭天浜線 ゆるキャン△号(現在は退役しています)

f11.0

 

 

⑮逆光テスト

f1.7開放 

モノコーティングなので、割とフレア・ゴーストが出ますし、口径食もそれなりに出ました。

 

 

⑯ブックオフ

f8.0

ここに「ねんどろいどモルカー」が中古で売っているのですが、交換顔が「泣き顔」になっていて何だか可哀そうになってしまうんですよね(笑)

 

 

⑰夕焼け

f8.0

 

 

⑱コメダ珈琲

f1.7開放

店舗のコメダ珈琲店にピントを合わせたので、看板はややボケてます💦

 

 

⑲物撮りプライズフィギュア

f2.8

被写体はRe:ゼロから始める異世界生活・レムのプライズフィギュア「Memory Snow わんこver.」になります。

 

 

⑳f8.0

最短撮影距離0.55mでも画角からかなりはみ出すのでトリミングしています💦

 

 

㉑物撮りプライズフィギュア(+純正のマクロレンズアダプター)

f11.0

マクロレンズアダプターだとここまで寄れます。

被写体は「SPY×FAMILY カプセルフィギュアコレクション・アーニャ」。

 

至近距離での開放はちょっと甘く感じ、逆光にもちょっと弱いですが、絞ればシャキーンとする感じで、標準レンズとしてはとても良い仕上がりだと思いました。にっこり

 

 

 

◎以上、【「KONICA HEXANON AR 50mm F1.7 後期型」ちょっと分解清掃・作例】でした! ニコニコ