◎かなり前に神奈川のハードオフで買った不動ジャンクの「東芝ミニラジオカセット RT-P33」…
部屋の掃除をしてたら久しぶりにゴロンと出てきたので、ちょっと修理してみました。
☆今日の聖句 コリントの信徒への手紙二 9:6 新共同訳
つまり、こういうことです。惜しんでわずかしか種を蒔かない者は、刈り入れもわずかで、惜しまず豊かに蒔く人は、刈り入れも豊かなのです。
宝くじに当たる秘訣の第一はまず宝くじを購入することだとも言われるように、未来に投資しない人は現状維持が関の山でより良い未来を切り開くことはできません。まして、神の御心に適う善の種を、労苦をいとわず、見返りを求めず、惜しみなく蒔く者を、神が豊かに祝福してくださらないはずがありません。憐れみ深い神の愛をもって助けを必要とする人々に支援の手を差し伸べ、社会全体の幸福を願って善に励み、豊かな神の祝福を分かち合う起点となる私たちでありますように。
①「東芝ミニラジオカセット RT-P33」
1984年頃発売? 当時の価格は¥20.600
FMワイドバンド(昔はアナログTV音声が3ch聞けました)
再生スピードを25%速くできる早聞きスイッチ メッキボタン
ワンタッチレコーディング テープカウンター 5㎝スピーカー(400mW ?)
周波数特性: 100Hz~90KHz 単三乾電池4本(6V) 重さ: 470g
外寸: 89.5x162.5x33.5mm
ジャンクの状態はカセット全く動かず、ラジオの音はほとんど聞こえないという。
②1985年当時のカタログ
ねんどろいどしずえ: 「この頃の東芝のイメージガールは原田知世さんでしたね~」
「当時の東芝の携帯プレーヤーはウォーキー、ラジカセはシュガーの愛称が与えられていました♪」
やってやるぜ!! 知ってる人だけ笑って下さい(笑)
今見ても作画が最高だなぁ… しかもこれも1985年なんですよね。 I just keep burning love!
③それではミニラジカセ RT-P33を分解修理していきます
まず各ネジを外してカセット蓋を開けると、フロントパネルが外れます。
④とりあえずフロントパネルを外すとこんな感じ
ねんどろいどしずえ: 「当時としてはコンパクトなので、まさか選局メカに糸が使ってあるとは思いませんでした」
「このままでは電子回路とメカにアクセスできないので、リヤカバーも外します」
⑤やっぱりゴムベルトはドッロドロ💦
A: リヤカバーはたった1本のネジで固定してあります。
B: リヤカバーを外すとこんな感じ。
C: フライホイールにはドロドロになったベルトがしっかり貼り付いてます💦
D: リヤカバーに千切れたベルトが付いていると言う事は、寝かせて長期保存されていたのが分かります。
⑥古いベルトのお掃除
A: ネチョネチョ、ドロドロなので、エタノールを使って根気よく取り除いていきました💦
B: フライホイールは取り外してお掃除。
C: ついでにキャプスタンも奇麗に。
D: 50年経っても平気なベルトもあれば、たった15年くらいでドロドロになってしまう物もあるゴムベルト。
⑦電子回路のチェックと清掃・テスト用ベルト
A: 回路は目視でハンダクラックとコンデンサのチェック、各接点の接点復活剤塗布。
B: スイッチやジャック類も接点復活剤を塗布して動かしたり、ピンを出し入れ。
C: 何故かテープカウンターのベルトはヒビこそあれど無事…
D: 回転部分の摩擦面やゴムを清掃したら、テスト用の輪ゴムを付けて組み立てます。
⑧とりあえず動作テスト!
ねんどろいどしずえ: 「テープを再生したら鳴りましたが、何と巻き取り側のリールが動いてなくてテープがグチャグチャに💦」
「でもラジオは元気に鳴るようになりました♪」
⑨巻き取り側のリールが動かない原因を探ります
A: 巻き取り巻き戻し機構を取り外します。
B: こんな感じでユニットで外れるので整備性はいいです。
C: どうやらここの動きが渋い…
D: ここのギヤの動きがかなり重たいです💦
⑩プラスチックギヤの劣化収縮…
A: プラスチック製のギヤが劣化収縮したみたいで軸との摩擦が強くなってました。
B: どうにもならないので、内径をドリルで広げる事に。
C: まだ動きが重い箇所があります💦
D: ここのギヤもダメみたいです。
⑪もう一つのギヤも劣化収縮
A: やっぱりここのギヤも動きが重い… ナイロン製はダメですね。
B: カシメを外してこのギヤも内径を広げました。
C&D: 自分用の確認画像(笑)
⑫そしてテスト再生
ねんどろいどしずえ: 「巻き取りリールもちゃんと動き始めましたが、早送りが安定しませんし、オートストップも作動しません」
⑬試行錯誤💦
A: 巻き取りのアイドラがスリップするのでゴムを巻き付けましたがダメ💦
B: とりあえずリールのトルクスプリッタを弱くする事に。
C: 圧入してあるので、割らない様に温めてから引っこ抜きます。
D: ここのバネをちょっと切断してスリップトルクを減らしました。
⑭アイドラを押すバネの力も強化
A: アイドラを押しているスプリングを外します。
B: グニャっと曲げてバネの力を強くしました。
後は組み立てて完成。
⑮何とか使えるようになった「ミニラジカセ RT-P33」
ねんどろいどしずえ: 「凄く手間がかかりましたが、何とか使えるようになりました♪」
プラスル: 「音質はあまり良くありませんが、自己満足ですね(笑)」
◎以上、【1984年頃の東芝 「ミニラジカセ RT-P33」を分解修理してみました】でした!