◎以前記事にした「落としたり、ぶつけて曲がったレンズ(フォーカスリング固着)は直せる?直せない?」で、曲がったヘリコイドを修正した「Canon New FD100-300mm F5.6」を整備して作例を載せた記事になっています。
これが前回のヘリコイドを修正した記事になります。
☆今日の聖句 詩篇 119:2 (口語訳)
主のもろもろのあかしを守り、心をつくして主を尋ね求め、また悪を行わず、主の道に歩む者はさいわいです。
①キャノン 「Canon New FD100-300mm F5.6」
1980年5月発売 当時の価格は¥59.000 レンズ構成: 9群14枚 重さ: 835g
絞り羽根枚数: 8枚 最小絞り: f32 最短撮影距離: 2.0m 最大撮影倍率: 0.18倍
フィルター径: 58mm 外寸: 72.2x207mm
新しい収差補正方式の採用で、この設計は後のLレンズ「New FD100-300mm F5.6L」や「EF100-300mm F5.6」などにも受け継がれました。
②それでは「Canon New FD100-300mm F5.6」を分解清掃していきます!
A: 落として曲がったこのレンズは片方がプラ製のヘリコイドだったので修正できました。
B: レンズ前群ユニットを固定しているネジ3個を取り外します。
C: 位置マーキングをしたら反時計回りに回して取り外します。
D: フォーカスを最短撮影距離にセットして前群のヘリコイドを駆動しているコロ&ネジ2セットを位置マーキングしてから取り外します。
③ヘリコイドの取り外しとマウント外し
A: 前群のヘリコイドをゆっくり慎重に回し、外れる瞬間の位置マーキングをします。
B: 古いヘリコイドグリスを取り除き、新しいヘリコイドグリスを筆などで塗布します。
C: マウントのアウターリングを固定しているネジ3個を外し、リングを外します。
D: リングを外したら、リンケージの付いたマウント部を各リンケージの入っている位置を確認しながら外します。
④鏡筒の分解
A: マウントの中間リングを固定しているネジ4個を外し、中間リングを外します。
B: 小さな部品が取れますので、袋の中で絞りリングを外します。
C: 指標リングの位置マーキングをしたら、固定しているネジを外して前方にずらします。
そして次にマウント基部の位置マーキングをしたら、固定しているネジを4個外してマウント基部を外します。
D: 距離計リングを位置マーキングして外します。
⑤鏡筒の分解B
A: 指標リングを外します。
B: ズーム&フォーカスリングにある穴からネジを外し、カラーを外したらズーム&フォーカスリングを外します。
C: ヘリコイドオス側を反時計回りに回して外します。
D: カバーを反時計回りに回して外します。
⑥レンズ清掃
A: 見えた2群レンズの固定ネジを4個外します。
B: 2群レンズを外します。
C: 後群レンズを固定しているネジを外し、後群レンズユニットを位置マーキングしながら外します。
D: 各レンズを清掃し、絞りユニットの絞り羽根に油滲みがないか点検します。
⑦分解図
マウント以外はとても分解しやすいレンズでした。
New FDマウントの組み立て方はコチラを参照して下さい。
⑧「Canon New FD100-300mm F5.6」の作例
使用カメラは「ソニーα7」で、ピクチャースタイルを「クリア」にしたのは個人的にちょっと失敗でした。
絞り値や距離はすっかり忘れたのでご想像にお任せします。
⑨柿
季節のものを食べるのが体にいいとか聞きます。
⑩刈り入れの終わった田んぼ
最近は小麦を作っている農家も増えていますね。🍞
⑪Route248
信号待ちにて、望遠ズームの圧縮効果で1キロ先まで圧縮できました。
⑫信号待ちの車
セダンは減り、SUVの時代ですねぇ。
⑬看板
看板ってお店の人のセンスが良く出ていると思います。
⑭チャリンコ
地域によって、自転車の呼び方が違いますよね…
自分は「ケッター」と呼んでましたが、「チャリ」とか「チャリンコ」と呼ぶ人も多いですよね。
⑮ミッキーマ〇ス??
ミッ〇ーマウスも時代とともに変化するみたいですw
⑯路面電車
ダイハツのカクカクシカジカなら知っているけど、この新しい女性キャラは知りません。💦
⑰夕暮れの電柱
この電話が泣いているイラストって昔から変わらないですよね。
懐かしいです。
⑱夕方の渋滞
あーう…
ト〇レ行きたい。 ←運転は計画的に
◎ロングセラーだっただけにとても良く写るレンズだと思います。
以上、【望遠ズーム「Canon New FD100-300mm F5.6」を分解・清掃・作例】でした!
尚、まだ多忙な日々が続いていますので、ブロ友さんへのご訪問が不定期になる事やコメント欄を閉じさせて頂いています💦