◎リサイクルショップのジャンクボックスに良く転がっている廉価版AFズーム「CANON EF35-80mm f4-5.6 Ⅲ」をちょっと分解清掃してちょっと作例を載せてみました。ニコニコ

でも良く転がっていると言っても、このレンズの、Ⅲ型はキャノンカメラミュージアムを見ると「海外専用モデルにつき国内価格無し」と書いてあるので、良く転がっているのは初期の太いⅠ型USM仕様の方だと思います。驚き

 

 

今日の聖句 ヨハネによる福音書 5:24 口語訳
よくよくあなたがたに言っておく。わたしの言葉を聞いて、わたしをつかわされたかたを信じる者は、永遠の命を受け、またさばかれることがなく、死から命に移っているのである。

 

 

①キャノン「CANON EF35-80mm f4-5.6 Ⅲ」

1995年3月発売 海外専用モデルにつき国内価格無し レンズ構成: 8群8枚

絞り羽根枚数: 5枚 最小絞り: f32 最短撮影距離: 0.4m 最大撮影倍率: 0.23倍

フィルター径: 52mm 外寸: 65x63.5mm 重さ:175g

 

 

②ちょっとカビがあるので分解清掃していきます。予防

注意: このレンズはレンズが全てプラ枠を溶かして固定するハメゴロシになっており、内部にカビがある場合はリスク承知でプラ枠を削って取り出す必要があります。

A: 前群レンズユニットは前の銘板シールをドライヤーで温めてゆっくり慎重に剥がし、ネジ3個を緩めて外したら清掃します。

(銘板シールは剥がすとどうしてもデコボコになるので、奇麗に仕上げるなら全分解して画像③のDで清掃します)

銘板シールに付いている両面テープを溶剤などで取り除いて新しい両面テープを貼っておきます。

 

B: ズームリングのグリップゴムを外したら隙間にあるネジ&コロを3組取り外します。

 

C: 鏡筒を少し分割したらピンセットでフレキシブルケーブルをコネクタから取り外し、各リンクの繋がり(自信が無い時は合いマーキングをするといいです)を確認しながら分割します。

 

D: 各駆動リンクの繋がりはこんな感じになっていて、青はズームユニット駆動、黄は後群レンズ駆動、赤はAF駆動になっています。

組む時の注意点として、AF駆動の白いプラシャフトは折れやすいので、組む時はシャフトがしっかり入っているのを確認してから鏡筒を合体させて下さい。

 

③後玉の清掃と後群レンズユニットの取り外し

A: 分割した鏡筒後部にある後玉を清掃します。

B: 電子接点を取り外します。

組む時の注意点として、この電子接点に付いているガード上にフレキシブルケーブルの折り目上部を通さないと、電子接点が浮いた状態になり、Exif情報が反映されなくなります。

C: 溝が噛み合っている位置関係をマーキングしたら後群レンズユニットを取り外します。

D: 銘板シールを変形させたくなかったら、この状態で前群レンズ後端を清掃します。

 

④後群レンズユニットの分解清掃と絞り点検

A: フレキシブルケーブルを断線させないようにピンセットを使って固定部から慎重に取り外します。

B: ユニットを分割させる為に3個のネジを外します。

C: 分割したら各レンズを清掃します。

 

D: 絞りは左上の四角い部分を動かすと開閉しますので、動作と油滲みを点検します。

自分は軽くエタノールで拭いておきました。

 

後は逆の手順で組み立てれば完成です。ニコニコ

 

⑤最近¥980で買ったEOS20Dに付けるとこんな感じです

20Dは新しい「Digital Photo Professional 4」だとRAW現像に対応していないので、仕方なく作例は「CANON EOS KISSx3」で撮影しました。汗うさぎ

でも古い「Digital Photo Professional 」でやったら20DでもRAW現像できたので、それはまたの機会に…💦

 

 

⑥田園風景

35mm f8

 

⑦小川の反射

50mm f5.6開放

逆光はちょっと弱い感じです。

 

⑧ガードレールの反射板

80mm f5.6開放

 

⑨飯田線

50mm f9.0

 

⑩ススキ

35mm f9.0

 

⑪電柱

80mm f5.6開放

 

⑫花

80mm f5.6開放

 

⑬田んぼの畦道

50mm f11.0

 

⑭甲種輸送

80mm f8.0

 

⑮リサイクルショップ

35mm f4.0

 

⑯夜のマンションの植樹

35mm f4.0開放

マンションじゃなくて植樹にピントが行ってました。驚き

 

正直、この「CANON EF35-80mm f4-5.6」シリーズはどれも同じレンズ構成なんですが、補正レンズとして固定されている後玉(確かプラスチックモールド非球面レンズ)が無い設計の方が良かった気がするんですよね…

あれが経年劣化で画質を落としている気がしてならないんです。

もちろんレンズ内部に埃が入りにくいメリットはありますが。。

 

何故なら後玉の無い6群6枚海外モデルの「EF38-76mm f/4.5-5.6」の方が良く写るからです。

 

 

 

◎以上、【キャノン「CANON EF35-80mm f4-5.6 Ⅲ」ちょっと分解清掃・ちょっと作例】でした!よだれ

 

尚、まだ多忙な日々が続いていますので、ブロ友さんへのご訪問が不定期になる事やコメント欄を閉じさせて頂いています💦