◎ハードオフのレジ横のカゴって入荷したばかりの中古が入っているので良く覗くんです(笑)
今日は何かあるかな~~、と思って覗き込んだらデッカイ一眼レフが転がっていました。
ん? ニコンのフィルムカメラのバッテリーグリップ付きかな?
…と思って持ち上げたらそれは富士フィルム「FinePix S2pro」のジャンクでした。
¥1.980の値札には「撮影画像が乱れます」との事。
このカメラはニコンのF80にCCDセンサーと操作部を背負わせた様な構造になっているのは知っていたので、勉強しようと買ってきてみました。
☆今日の聖句
だから、悔改めにふさわしい実を結べ。
マタイによる福音書 3:8 (口語訳)
①富士フィルム「FinePix S2pro」のジャンク
2002年6月21日発売 当時の価格は¥310.000
デジタル一眼レフ 画素数:1212万画素(総画素)/617万画素(有効画素)
撮像素子:APS-C/23.0mm×15.5mm/ハニカムCCDセンサー 重量:760g
ISO100~1600 ニコンFマウント アイレベル式ペンタプリズム使用 TTL開放測光方式
交換レンズ: D・GタイプAFニッコール:AFなどフル機能使用可
シャッタースピード: 30~1/4000秒(バルブ撮影可能)
オートフォーカスTTL位相差検出方式(AF補助光付き)
液晶モニター: 1.8型 低温ポリシリコンTFTカラー液晶モニター 約11万画素
単3形電池4本:ニッケル水素電池、アルカリ電池(マンガン電池使用不可)
外形寸法: 141.5mm(幅)×131.0mm(高さ)×79.5mm(奥行) 質量: 約760g
付いている非Aiレンズはアイキャッチ撮影用に乗せてあるだけです(笑)
②とりあえず「AI AF Nikkor 50mm f/1.8」を付けて撮影してみました
ダメですねぇ…
画像に縦線が走ってます。
③たまにまともに写ります
でも色調が変かも…
④まともに写る事もあります
これは開放で撮影しています。
⑤画像の左に縦線が走りました
うーん。
⑥カメラ本体が冷えてくると症状が悪化…
お化けの様な写真になりました💦
電池もすぐ無くなるし、当時のカメラってこんなに悪かったっけ^^;
⑦電池を充電してカメラを温めると回復…
でも色調がちょっと変。
⑧それでは分解してあらゆる接点を磨いてみます
A: まず底部にあるネジを全て外しますが、全て同一のネジが使われていたので混在しても大丈夫そうです。
B: CR123の電池ボックス内に隠しネジがあります。
C: 端子部のネジを外すと…
D: 前半分の底部カバーが外れました!
⑨カメラを分割していきます
A: 右リヤサイドのネジ2本を外します。
B: 左リヤサイドのネジ2本を外します。
C: マウント下部にあるネジ4本を外します。
D: 配線があるので慎重にカメラを分割します。
⑩CCDセンサーを外します
A: ここのフレキシブルケーブルはケーブルロックがドアタイプになっているので引き上げてからケーブルを外します。
B: CCDセンサーを固定している4本のネジを外したら、CCDセンサーを慎重に取り外します。
C: 出ました! ニコンF80そのまんまです(笑)
そう言えばフィルムカメラに装着するデジタルパックが発売されていますが、これがまさに先駆けなんでしょうね^^;
D: センサーはあまり触りたくないので、バックパネルの板バネの接点やフレキ接点を磨いて終了としました。
⑪基盤の配線も全て接点を清掃します
A: カードスロットのネジ2本を外します。
B: 取り出した基盤を清掃・点検
C: うわっ、メモリーが古いパソコンと同じでデカイです(笑)
映像出力のICはパナソニック製でした。
D: 操作系は問題ないので目視チェックで終了としました。
後は組み立てて完成としました。
⑫撮影してみました!
まともに写っているように見えますよね…
でも今度は違うトラブルが発生しました… (最後の画像を見て笑って下さいw)
⑬調子がいい時はいい…
でも時々見た事もない面白い現象が発生(苦笑)
それは…
↓
↓
↓
↓
⑭なんじゃこりゃあぁああ~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
A: 調子がいい時はこんな感じ…
B: でもたまに昔のブラウン管みたいな表示がぁああ~~!!!
これを最初見た時は目を疑いました(笑)
C・D: しかも大きくなったり小さくなったり、出なかったり…
こんなの初めてなのでびっくりしました^^;
おそらくCCDセンサーが寿命を迎えているのだと思いました。
またジャンクを探してニコイチしようと思います。
◎以上、【富士フィルム「FinePix S2pro」のジャンクを分解・修理してみました… が!】でした! (^^