◎自分が簡単な旅行をする時、気が向いたら落として壊してもいいような(マテ)フィギュアを持って行って撮影する事があるのですが… 

大方上手くいきません(笑)

 

特にフィギュアに直射日光が当たり、背景が遠いとフィギュアが白飛びして背景が真っ暗なんて良くある事です。(曇りの日なら大丈夫ですが冴えない画像になります)

それは人間の目のダイナミックレンジがかなり広く、カメラのダイナミックレンジでは到底及ばないからです。

皆さんの野外撮影をネットで見ても背景がフィギュア直下が当たり前なのはこうした理由からだと思います。

こんな時はフィギュアだけ直射日光が当たらない様にディフューザーで影を作ってあげるとバランスが良くなりますが、それはまた後日の記事にしたいと思います。

とりあえず今回はフォトショップエレメンツで個人的に修復する方法を載せてみました^^;

 

 

☆今日の聖句(ヤコブの手紙 3:13)
あなたがたのうちで、知恵があり物わかりのよい人は、だれであるか。その人は、知恵にかなう柔和な行いをしていることを、よい生活によって示すがよい。

 

 

 

①フォトショップエレメントでオリジナル画像を開きます

背景が遠く、直射日光でフィギュア撮影するとフィギュアが白飛びし、背景が暗くなりがちです。

仕方ないから露出を落とすのですが、冴えない画像になります^^;

 

 

②まず色温度を修正します。

暖色になり過ぎていたので、カラーバランスを修正しました。

でも寒色に振ると寒々しい感じになるので、ちょっと暖色に振っておくと良いです。

 

③背景が暗いのでコントラストが落ちすぎない所でシャドウを補正します

一番いいのはフィギュアにマスクを付けて背景だけ明るさを上げるのが確実ですが、フィギュアと背景との境界線が難しくなります。

 

④フィギュアは直射日光に当たると不自然な艶が出るので…

ボカシツールを使ってプラスチック感のある艶を消していきます。

 

 

⑤直射日光によって目のコントラストが落ちているのを修正

焼き込みツールを使って目のコントラストを上げます。

 

 

⑥背景がちょっと五月蠅いのでボカシます

解像度の高いズームレンズにありがちな背景のザラツキを無くします。

初期のニコンの「アクティブDライティング」は明るい被写体の周りに黒い影が発生するので、それらは「覆い焼きツール」で修正しました^^;

 

 

⑦明るさとコントラストを整えます

陽気なキャラはハイキー気味にすると良いです。

 

 

⑧フィギュアにアンシャープマスクをかけて存在感を上げます

選択ブラシツールでフィギュアを覆ったらアンシャープマスクをかけます。

 

 

⑨背景の色乗りが悪いのでアニメチックにします

今回はスポンジツールでカラフルにしました。

 

⑩何となく…

外枠と撮影場所、撮影日をつけ足しておきました^^;

 

⑪元画像

被写体はバンプレスト アイドルマスター シンデレラガールズ「安部菜々 EXQフィギュア」

撮影機材は「ニコンD90+Nikon AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II」

 

 

⑫今回フォトショップエレメントで修正した画像

おそらく屋外でフィギュア撮影をして理想通りに仕上がる事はほとんど無いと思います。

背景のボケ、色乗り、コントラスト、背景とフィギュアのマッチング、何より大事なのは光の加減、方向、色温度ですが、それはキャラクターの性格もあるので難しいとこですよね^^;

 

とにかく「そこに居るという存在感」を見た人に与えられたら成功だと思います^^

 

 

 

◎以上、【旅行のお供フィギュアを野外撮影して冴えなかった時の画像修正】でした!  (^^