映画感想「折れた矢」 | 大TOKYOしみじみ散歩日記

大TOKYOしみじみ散歩日記

お独り様となった50路男の、ぶらぶらノンビリンの東京物語

映画・マンガ・小説・芝居・テレビに動物
そして大切な母ちゃんとの想い出も時おり混ぜ合わせて

書き留めてゆきたいなと、思います


『折れた矢』(2013)

在籍する大学で出した試験に間違いがある事を訴えた教授がクビに
復権を求めた訴えは繰り返し却下され
教授は最後に却下を自分に言い渡した裁判官の住むマンションを訪ねると

クロスボウを向けて、謝罪を求めるのでした


目には見えない数々の癒着と、軍事政権時代から変わらない法曹界の旧態依然とした体質が改められずにいる現状が
今も尚、人々を苦しめますが
ただ、一時の興奮でクロスボー持ち出して脅しに行った教授も教授なんですがね
(´^ω^)
裁判での態度もよくないから、感動というよりはユニークさが際立っていて
不思議な映画でした

ただ、旧態依然とした組織の犯す過ちに迷惑を被るのは日本も同じなので
クロスボーはともかく、もっと日本人も怒っていい場面はあるなあと
そう考えなくもない作品でした
面白かったです