映画感想「ローマの休日」 | 大TOKYOしみじみ散歩日記

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お独り様となった50路男の、ぶらぶらノンビリンの東京物語

映画・マンガ・小説・芝居・テレビに動物
そして大切な母ちゃんとの想い出も時おり混ぜ合わせて

書き留めてゆきたいなと、思います

『ローマの休日』

ジョー・ブラッドレーは寝坊してしまいました
今日はローマ訪問中のアン王女と記者達の会見があったのに
編集長に嘘を見抜かれ、王女が急病との新聞を渡されたジョーでしたが

……あれ?
この子は……

昨日の夜、ベンチで寝入りそうだった

子じゃないか?
酔っぱらってるかと思って部屋で寝かせてやってるけど

間違いない!彼女が、彼女なんだ
Σ ゚Д゚≡( /)/エェッ!

ジョーの優しさをすっかり信じこみ、一日だけの休みを存分に楽しむアーニャ(偽名)

2人の心は、やがて大きく変わってゆくのでした……


ロマンチックという言葉を映画にすると、こうなりますというような
ステキな作品です♪

しっかり2時間あるのですが殆ど無駄がありません
(カメラマンと揉めるカフェが少し長いかな?と私は感じます)

それもやはり、大半はオードリーの可愛さ美しさ

それに尽きます♥️

物語は悲恋です
でも、清々しい

泣かせよう感動させようという作為も無く、ごく当たり前に結ばれない現実を描くことで
切なさがどんどん膨らんでゆくのは
ウィリアム・ワイラー監督の手腕と、構成力に長けたドルトン・トランボのシナリオの賜物でしょうね

一度1人で街へ飛び出し

髪を切ってもらうオードリーの嬉しそうな笑顔は

永遠に愛されるでしょう

文句なしのラブストーリーです


(2017.12.31より転載)