映画感想「エクス・マキナ」 | 大TOKYOしみじみ散歩日記

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お独り様となった50路男の、ぶらぶらノンビリンの東京物語

映画・マンガ・小説・芝居・テレビに動物
そして大切な母ちゃんとの想い出も時おり混ぜ合わせて

書き留めてゆきたいなと、思います


『エクス・マキナ』

大手IT企業ブルーブックに勤めるケイレブはある日

社内で催されたネイサン社長の邸宅で1週間過ごせる権利に当選します

広大な敷地に大自然を有した住まいを訪れたケイレブを歓迎したネイサンですが

単に彼をくつろがせる為に呼んだわけではありませんでした

この邸宅そのものが実験室であり、彼はある開発に成功
そのテストをしたかったのです

A.I.
すなわち(人工知能)の性能を調べるチューリング・テストの実行です

そしてケイレブは彼女と対面します

美しいエヴァという名のヒューマノイドと

EX MACHINAの意味が解らずウィキしましたら
( ^∀^)ギャハハ
本来は頭にDeus(神)がくっついて

"機械仕掛けの神"という演劇表現の一つなんだそうです
知りませんでした

すると成る程

エヴァの存在が理解しやすくなりますし
A.I.を開発して悦に入っているネイサンが自らを神のように思っているらしい言動にも納得が出来ました

静謐で不必要な音や画でショックを演出せず
良い間隔でハッとする台詞や画がチラリチラリと見る側の緊張感を絞ります
この辺りがイギリス映画のセンスかもしれません

話題になった処では、メイドで日本人が現れます

キョウコ、と呼ばれる彼女
ソノヤ・ミズノさんという日系イギリス人のダンサーで女優さんですって
「ラ・ラ・ランド」にも出てますよ♪

右端、一番スタイル良かった友達で
( ゚∀゚)
意外な繋がりがあって面白い


ジワッと怖い、特殊技術は最先端でも

どこか温もりが感じられる、懐かしい気分にも浸れる
面白いSF映画でした


(2017.9.1より転載)