映画感想「黒い絨毯」 | 大TOKYOしみじみ散歩日記

大TOKYOしみじみ散歩日記

お独り様となった50路男の、ぶらぶらノンビリンの東京物語

映画・マンガ・小説・芝居・テレビに動物
そして大切な母ちゃんとの想い出も時おり混ぜ合わせて

書き留めてゆきたいなと、思います

『黒い絨毯』

1950年代版の「宇宙戦争」も撮った、バイロン・ハスキン監督の意欲作です

1901年、南米アマゾンの上流でココアの実を栽培するアメリカ人レニンジェン・スティーブンス

成功者としてのステイタスを上げる気持ちで屋敷を作り、高価な家具や置物やピアノを揃えてきた彼が求めた最後の(飾り)は
伴侶の存在でした

アメリカにいる弟へ伝えていたレニンジェンの希望を叶えるために、まだ見ぬ夫へ誓いをたててアマゾンへと来た美しいジョアンナ

けれどレニンジェンの疑り深い性格が災いして、2人の出逢いは散々なものに

レニンジェンの期待には応えられない
ジョアンナの気持ちには応えられない

彼女をアメリカへ帰そうと決めたその日
奥地で異変が始まっていました

凶暴で集団行動を旨とする軍隊アリ(マラブンタ)が大挙して移動を始めていたのです…………
95分の作品ですが60分過ぎまでアリさん出てきません
(^ω^)
もっぱら、我が儘な男と勝ち気な女の価値観の違いから起きるもつれを描きます男(再婚なんて聞いてないし!)
女(言ったし!弟へ言ったし!)
男(俺は新しいものが欲しかったんだよ!)
女(……はあ?……バッカじゃねえの?)

ま、大体こんなケンカしてました
絶対、男が負ける理論ですが1901年なんで力づくもアリなのです
困ったもんだ

で、あんだけ新しいのが良いよぉ!と駄々をこねといて背中に虫除け塗ってと言われてフラフラしちゃう
(`ヘ´)男なんて!

と思って呆れていたら漸く
アリだあ!ヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ

となります
ゆったりしていた分、怖いです

でも、怖がりたくて60分我慢できるかと問われれば
……もう、そんな時代じゃないかもね
(^ω^)

そのほか原住民の描きかた等にも問題はあるでしょうし
まず地上波のテレビでは今後見られないでしょうから

チャンスがあったら見てみてください♪チャールトン・ヘストン、男っぷり良いですよ

そしてエリノア・パーカーが綺麗です♪

(2016.7.6より転載)