映画感想「天空の蜂」 | 大TOKYOしみじみ散歩日記

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お独り様となった50路男の、ぶらぶらノンビリンの東京物語

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そして大切な母ちゃんとの想い出も時おり混ぜ合わせて

書き留めてゆきたいなと、思います


『天空の蜂』

(ガリレオ)シリーズ等で映像化が絶えない人気作家、東野圭吾の20年前の長編小説
その映画化

1995年8月、自衛隊へ納入が決まり格納庫で譲渡式典を待っていた最新鋭の大型ヘリ(ビッグB)が、無人のまま遠隔操作をされて奪われてしまう
真夏の大空をビッグBが目指したのは、福井県にある高速増殖炉(新陽)の真上だった

緊張感みなぎる140分
犯行の理不尽さがやがて人々の間にそびえている其々の不信や疑念、信頼や依存をあぶり出して
見る者へも少なからず何れかの感覚を取捨するかのように迫ってくる

国家を、国民を強迫するサスペンスは近頃ご無沙汰だっただけに、ストーリーの駆け足ぶりや説明過多もあまり気にする事もなく身を乗り出して鑑賞しました

登場人物へ同情したり、感情を揺さぶられる場面もあります

その度に思うのは
(手を出し過ぎると刺されるんだろうな)ということ

作品のテーマに入れ込んだり目くじら立てたりするのは、作品が目指した醍醐味を薄めてしまいかねませんから
見終えてから一息ついて、自問自答をしましょう

江口洋介、本木雅弘の熱演
國村隼、柄本明の振る舞いぶり
手塚とおる、佐藤二朗の私的お好み役者の活躍など
見所満載でした


面白かったですよ( ^ω^ )

疲れるけど映画『天空の蜂』予告編人気作家・東野圭吾が原子力発電所を題材に1995年に発表した傑作小説を、堤幸彦監督が映画化した社会派サスペンス。最新鋭の大型ヘリを手に入れたテロリストが、日本全国の原発の停止を求め稼働中の原発上空でホバリングさせるテロ事件を描く。困難な直面に立ち向かうヘリコプター設計士を江口洋介、原子力機器の設計士を本木雅弘が演...リンクyoutu.be


2016.3.7より転載