これからの時代は、シェアとコラボの時代です。


ある程度、個人の能力を高めるところにも限界がきました。
しかし、今度は、コラボレーションをすることで、
個々の能力をさらなる広げ、新しいエネルギーを創る時代がやってきます。


一番、象徴的なのは「ニコニコ動画」

初音ミクちゃんの登場によって、一気に可能性が広がりました。


ニコニコ動画は、以前著作権を無視した、動画共有サイトでした。
youtubeでは見れなくても、ニコニコ動画だったら見られる動画が
たくさんありました。

それによって人気がでましたが、
逆にお偉いさん方に見つかってしまい、
著作権を厳しく取り締まられることに。


そのときは、もうニコニコ動画は終わりかな~
なんて思っていたのですが、そこに救世主があらわれました!


そうです。初音ミクちゃんです。



彼女の存在が、ニコニコ動画の存在意義を大きく変えたのです。


まず、初音ミクちゃんを使って、作詞作曲ができる素人さんが、曲を作りました。
その曲を歌が上手な素人さんが「歌ってみた」の動画を作りました。
そして今度は、絵が上手な素人さんが「描いてみた」の動画を作りました。
そして次は、楽器が上手な素人さんが「弾いてみた」の動画を作りました。
そして次は、踊りが上手な素人さんが「踊ってみた」の動画を作りました。
そして今度は、プロデュース能力の高い素人さんが「合わせてみた」の動画を作りました。

などなど、素人さん個々の能力をが無限に広がるコミュニティサイトになったのです。

今は一部のネットの世界での話ですが、
これがリアルの世界でも増えていきます。

今まではプロの領域でしかできなかったことが、
便利な機械の登場などにより、素人でも扱えるようになりました。


プロに素人が勝つ時代がやってくるのです。


ある意味、モーニング娘。から始まり、
AKB48やももいろクローバーZは、
アイドルの素人と言えるでしょう。

抜群に歌がうまいわけでもなく、
顔が可愛いわけでもなく、
ダンスがうまいわけでもない。

なのに、なぜ人気が出たのか?

それは、今までのアイドル「高嶺の花」というイメージから、
教室にいそうな身近な女の子たちがアイドルになり、
等身大の彼女たちを応援したいという意識の変化があったから。


アイドルは、さらなるご当地化が進み、
地域ごとに応援できるアイドルがもっともっと増えるでしょう。



アイドルを観察していると、時代の流れもわかります。
だからこそ、アイドル研究はやめられないのです。