今週は各教科の確認テストに追われた日々でした。昨年の確認テスト結果はそこそこ良かった気がするのですが、今回はあまり良くなかった気がします。まだ正確な点数は見ていないのですが、、、要勉強です。最悪だったのは数学。。。点数は訊いていないのですが、自分的にダメでした。昨年はほぼ満点だったのに、今年はたぶん5点くらい、、、。次回はがんばります。
 ちなみに私たちの学校では確認テストが前期と後期で約2回ずつ(教科による)あります。配点は10点満点で、日本のテストと違ってとてもシンプルです。問題数が少ないうえに2時間くらいかけてやります。
 また来週も他の教科の確認テストが待っているので、忙しいです。家の作業がなかなか進みません。。。言い訳。。。でも落第しないようにがんばります。
 イタリア語の確認テストは小論文のようなものを書きました。テーマはLa pena di morte (死刑)です。ちょうど歴史(この国ではイタリア語と歴史の授業が一緒に行われる)でCesare Beccaria (チェーザレ・ベッカリーア)《1700年代の啓蒙主義者で死刑反対を唱えた》についてやったので、彼の著書の一文をテーマに書きました。ヨーロッパではすでに死刑が廃止されているため、ヨーロッパ人からすると、まだ死刑を行っているアメリカ、日本、中国、アラブ諸国等に対しては、とても野蛮なことしている国という意識があるみたいです。一人の日本人として少し悲しいです。日本も早くヨーロッパに追いついてほしいです。Beccariaは死刑は社会に対して無益で、必要なものではない。そして死刑は国家の国民に対する殺人行為、死刑は社会に対して何も教えない。と言っています。
 私はかなり狭い範囲での意見しか書かなかったので、採点は微妙な気がしますが、イタリアで死刑について考えると、日本に居たときとは全然違う考えになりました。日本に居るとかなりマスメディアに影響されて、悲しむ遺族のことが一番で、死刑そのものについて深く考えることはなかったし、命に対して深く考えることがなかった気がします。日本はまだ法・裁判・刑罰(無期懲役刑の期間など)・捜査(冤罪など)・刑務所などの問題が沢山あるのでかなり難しいとは思いますが、国民全体が少し角度を変えて考えてほしいと思いました。