I,P,I,A,L,L,"Antonio Stradivari "とは私が通っているクレモーナにある国立の弦楽器製作科のある高校です。楽器製作のほかには、Moda(服飾デザイン)とOIMA(家具製作)の科があります。ModaとOIMAはおもに現地の13歳から18歳のイタリア人生徒が学んでいます。楽器製作の科は5年制で、外国人の18歳以上と現地の中卒以上の生徒が学んでいます。留学生たちの主な国籍は、韓国、日本、フランス、中国、ドイツ、スイス、オーストリア、ポルトガル、ギリシャ、アルゼンチン、アルメニア、ロシア、ブルガリア、イスラエル、ブラジルなどなど数えたら切がありません。とにかくインターナショナルです。特に最近は韓国と日本からの留学生が多いようです。フランスやドイツは自国に有名な楽器製作学校があるのにくらべて、韓国には学校がないらしく、その辺も理由の一つかと思います。中国は北京に2つ有名な学校があるそうです。
国際弦楽器製作学校とみんなは呼んでいるけど、実際のところ、普通高校です。1.2年生は製作の授業が週に7時間しかありません。他の時間は、イタ語、歴史、法律&政治経済、科学、数学、英語の授業が主となります。レベルは日本の中学高校程度です。3年生になりやっと楽器製作の授業が週13時間になります。4・5年生は週12時間。そして4・5年生になるとロンバルディア州が主催する授業が増えます。なので、4・5年生でやっといわゆるLiuteriaらしくなります。でも相変わらず、イタ語・英語・数学などの授業はあります。
マエストリ(マエストロ達)はクレモネージ(クレモナ出身の人々)が多いです。副校長はマエストロ Giorgio Scolariです。なので、学校ではクレモナ方言(il dialetto cremonese)をよく耳にします。イタリア語とはまったく違うので全然分かりません。。。ちなみに 'Ndùm a cà! は Andiamo a casa!です。最近、マエストロの工房でPaoloが言って、学びました。要勉強!