ベルリン5日目・心に残る写真展 | ::ayumingweb::

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長めのTwitterのようなもの。

あいにくの雨。寒い。
7月なのにあづちゃんに皮ジャケット・ブーツと傘を借りた。

今日はC/O Berlinというギャラリーと、
新シナゴーグという、ドイツで最大規模のユダヤ教会へ。

::ayumingweb::-C/O Berlin
C/O Berlin。元郵便局で今ギャラリー。

C/O Berlinでは、グレゴリー・クリュードソンという
ニューヨーク・ブルックリン生まれのフォトグラファーの展示を見る。
ベルリンで思いがけずアメリカ人の作品。

この展示が恐ろしくて頭に鳥肌が立ちそうだった。

一見、よくアメリカ映画で見るような家や人物を描いているんだけど、
その場面の雰囲気がどれも尋常じゃなく、直感的にこれは多分人を殺す前か後なんだろう
という想像をさせる絵のシリーズで、会場が不気味さに満ち溢れていた・・・。

そしてこのちょっと狂ってるような不安な感じ・・・何かに似てると思い当たったのが
デヴィッド・リンチ監督の映画『マルホランド・ドライブ』。

調べてみたところ、グレゴリー氏の写真の主なテーマは、
『アメリカ郊外に住む中流階級の日常生活に潜む夢と不安を表現すること』
とのことで、デヴィッド・リンチやスティーヴン・スピルバーグ監督の影響を受けているようだった。

$::ayumingweb::-Gregory Crewdson
不気味な作品はこちらArty Timeさんのサイトから↓
■Gregory Crewdson Artwork by Artsy Time
http://artsytime.com/gregory-crewdson-artwork/

写真をひととおり見終わって外に出ると、冷たい雨が降っていて街には落書きが多いし
展示の『家の中に家族といるのに全員孤独だし狂気もはらんでいる』という雰囲気の余韻がとれず、
こんな気分になるのはいつぶりだ?というくらい暗く胸ふさがれるようだった。

楽しい気分の旅行者をもこんな気持ちに引きずり込むとは
アーティストってすごいなーと感心しつつ、カフェで気分転換をはかった。

カフェにてトイレを借りようと思い奥へ向かったところ、トイレにはふたつの扉が。
男女を示すマークはなく、『DAMEN』と『HERREN』と書かれている。

うーん、男女のマークがないと分からないよ。どっちが女性かな?

『HERREN』のほうが女性っぽいよねと思いドアを開けようとしたら
近くに座っていたドイツ人おばちゃんの集団がわたしに向かって大声で『ノー!ノー!』という。
なんだろうと思ったら、『HERREN』が男性で『DAMEN』が女性だった。えー!意外。

ちなみに街で見かけるドイツ語はさっぱり分からないし、話されてもまったく分からない・・・。
これまで英語・フランス語・スペイン語にはちょっと触れたけど、ドイツ語は初見。

完全に覚えたのは、空港や美術館でさんざん目にした『Eingang(入口)・Ausgang(出口)くらいだな。
それでもだいたい街中では英語が通じるので不便はほとんど感じない。

さて、カフェで男子トイレに突進したりしてだいぶ気を取り直したので、新シナゴーグへ。

わたしのシナゴーグについての予備知識は、高校の世界史の教科書のユダヤ教の教会というところに
太字でシナゴーグと書いてあったなあという記憶だけ。

キリスト教教会と何が違うんだろうなと思ったら、もともとは聖書の朗読と解説を行う集会所で、
役割はやや異なるけど、キリスト教教会の前身とのこと。

::ayumingweb::-シナゴーグ
新シナゴーグ。普通の通りにいきなりあわられた。

::ayumingweb::-シナゴーグの中
シナゴーグの中。

資料室にユダヤ人の歴史や生活についての展示がいくつかあり興味深かった。
ニューヨークに留学していたときに、友達のホームステイ先が裕福なユダヤ系のおうちで、
見たことのない形のキャンドル(ハヌカ・メノラという8本枝のユダヤ教の燭台)があったことを思い出した。

ベルリンには大きなユダヤ博物館があるらしいので明日行ってみることにしよう。

::ayumingweb::-ハヌカ・メノラ
8本枝のハヌカ・メノラ。