昨夜、
あたしとココを乗せた機は午後11時に羽田に着いた。
荷物とココを引き取ってから到着ロビーへ。
彼が手を振りながら迎えてくれた。
彼が荷物を全部持って車の方へと。
あたしは彼の後に随った。
そして車に乗るなり、彼はあたしを抱きしめてディープキス。
「はぁ~」
あたしの中に溜まっていた欲望が一気に噴出した。
「お願い!いっぱい抱いて!」と言いながらあたしは泣いていた。
「本当にいいんだな?」と彼が念を押す。
あたしは泣きながらも「はい」と言って頷いた。
一線を越えてしまう、もう元へは戻れない。
その覚悟をして、あたしは東京まで来たんだ。
そのために3年以上も待ったんだ。
車で約2時間ほど走り、
着いたところは箱根でも有名なホテルだった。
ココはキャリーバッグの中で眠っている。
彼はあたしを抱き上げてベッドまで運んだ。
・・・・・・・・・・。
優しく心のこもった愛撫を全身に受け、
あたしの体は快感に震えた。
・・・・・・・・・・彼とあたしは結ばれた。
嬉しくて涙が止まらなかった。
あたしは生まれて初めて女の悦びを知った。
何度も何度もあたしを求めて離さない彼。
男のことをこんなにまで愛しいと想ったのは初めてだ。
これからあたしは彼の色に染まっていき、
彼なしでは生きていけなくなるだろう。
それが分かっていたから、
だから彼は今まで一度もあたしを抱こうとしなかったんだ。
しかし、もう儀式は済んでしまった。
不倫ということに対しての罪悪感は感じる。
でも、奥様に対して悪いという考えなどまったくない。
慣れない土地での仕事のせいか
彼の心身がストレスでボロボロになった時でさえ、
奥様は彼の体のことなどまったく案じてない様子にて
札幌には一度も来なかった。
その代役は全てあたしがやったんだ。
「生活費さえ入れれば文句ないんだろ」と・・・、
彼は奥様のことをそう言った。
明日、彼とあたし(ココも)は京都へ行く。
「お前、京都の大晦日と正月は初めてだろ?」と、
今までに見せたことのないような嬉しそうな表情で彼が言った。
「うん・・・初めてだよ」