「インドのカレーについて」ご質問頂いたので自分なりの考察をまとめました。
「インド人にとってカレーは、日本人のみそ汁のようなものだ」
と、何かで読んだ。
確かに、具を変え、味噌を変え、毎日でも飽きない味という意味では
同じですねー。
私はカレー大好物なので、飽きてイヤになることはなかったけれど、
ま、知られている通り、日本のカレーとは全然違う~。
ベジタリアンが多いので、豆カリーやほうれん草カリーなどの
野菜カリーには、
「だし=スープ」にもチキンブイヨンだとか、コンソメのような
「動物系の旨み成分(グルタミン・イノシン酸)」が皆無だ~。(多分)
辛さは食べた瞬間ではなく後からじわじわ汗が出るカンジ。
作っているところを見たわけではないが、感じた特徴を言うと・・・
日本のカレーほどのとろみはないが、若干のとろみはある。
(煮込んだタマネギや野菜のとろみだろうか・・・)
だいたいわりと、さっぱり、あっさりしている。
その分、濃厚な味の肉料理と違って「毎日でも体が受け付ける」
とも、思えた。
「パニール」と呼ばれる豆腐に似た(牛乳の)白いチーズが
よく入っている。 (特にほうれん草カリー)。
これがベジタリアンにとっては唯一のコクのある食材なのかも。
日本でもこれに似た「豆腐カレー」を出す店があるので
思わず「あ、これ、豆腐か?」と聞いてしまった・・・。
現地の人が食べていたのは、(私が見た中では)
ナンではなく、チャパティ(ローティ)であった。
ナン=精製した小麦粉。
チャパティ=フスマ入りの小麦粉。
↑これがチャパティ。味わい深くおいしい(気がした)。
どうやらナンの方が高級らしいが。
↑写真のカレー(下)はジャガイモだんごのようなもの2個入り。
豆腐パニールチーズではなく刻んだチーズがかかっていた。
朝ご飯に2回ほど「チャパティとヨーグルトのみ」という
取り合わせがあった。
最初知らなくて、カリーを運ぶのを店員が忘れているのかと思って
聞くと、
「あなたが注文したのはインド式ブレックファーストだろう?
ならこれで以上だ。」と言われた。
ジャガイモ入りのチャパティにヨーグルト(無糖)を付けて食べる。
ヨーグルトの酸味にこのジャガイモパン(チャパティ)は合うのか~・・・
と、初め とまどったが、やってみるとそれなりにイケル。
チャパティは小麦粉と水。毎回、食べる前に手早く作る。
中にジャガイモを入れて朝ご飯をおばちゃんが作ってくれた。
(写真は店ではなくてホームスティ先)
ま、現地で食べると何でもおいしいと言うことですね。
(少なくともワタシの場合~)