去年のインド旅行で出会ったインド人ガイド・シンさんの奥様が
なんと兵庫県・姫路出身の女性(ジュンコさん)だと言うので
すっかり仲良くなって
今年はちゃっかりホームスティしたのであった。(そこを拠点にあちこち旅した)
ジュンコさんとの再会でカンゲキしたのは、
去年、別れ際に余った「ルピ」をお世話になったチップ代わりに渡したのだが、
それをそっくり「次回インド旅の資金」と書いた紙に包んで
とっておいてくれたことである。
そのやさしさがうれしかった。 また来てよかった~。
さて。毎日のカリーには幸い飽きなかったが、
ビールが飲める、かつ外国人観光客用でない庶民の気さくな店という
のにはなかなかお目にかかれない。
そんな中、
最終日、シンさんとジュンコさんに連れてってもらったお店。
去年も行った。
たいそうウマイ。
↓チベット料理屋さん。
しかし今年は改装中だというので
「まだ営業してないかもな~」っとシンさんジュンコさんが
心配しながら行くと、
工事の途中ではあったが、営業していた!
床は瓦礫だらけだが、イスとテーブル(奥の赤いやつ)さえあれば
いいのだ。
「モモ!」チベット風のギョウザ。
うまい!
インドで食べたものの中でいちばんうまかったモモ!
揚げモモと蒸しモモ!
ネパールにもモモという似たものがある。
チベット風(ここのモモ)は皮が肉厚で
中身は恐らくマトンの挽肉とタマネギ、香辛料など。
顔馴染みのシンさんがビールを注文すると、しばらくたって
店員が酒屋から買って紙袋にそっと隠して持ってきてくれた。
客に飲ませてはいけないのだろうか。
去年はそんなことなかったのだが~。
思うにヒンドゥーでは戒律としてアルコールを潔しとしていない。
国の法律とかそういうものではなく、
もちろん外国人に強要するものでもない。
だから普段、インド人しか出入りしないこの地元向けの店では
アルコールを取り扱っていないのだ。
近所の目の手前、隠したのだろう。
3日間ドライバーをしてくれた兄ちゃんも
「僕が、ビールを飲むこと、ボスには内緒だよ」と言ったのだが、
そういうことだったのだ~。
これも初めて食べたサカナ!
ソテーしてある。カレー味なのでフツウにうまい。
庶民派のお店にはクーラーなんてまずない。
↑必ずと言っていいほどあるのがこの天井ファン。
そよぐ風のありがたいことよ。
思うにこれは、涼をとるのと同時に「ハエよけ」でもあるようだ。
そろそろ食事も後半にさしかかろうとした頃、
ガガガ!ガガガ!ものすごいドリル音とともに工事再開!
あ、さっきまでは昼休みだったのか。
「まだお客がいる?そんなの気にしないね」 ガガガ!ガガガ!