久しぶりのアメブロ投稿。
昨年10月11月はパンデミック後4年ぶりに
インド、マイソールへ行くことができました。
2019年の肩脱臼後、色々なことがあり
4年ぶりのSharathJiとの練習はやり遂げることができるのか不安でしかなかった。
なぜなら、肩の手術を2020年2月に行ってから
肩は良くなったものの
その代償運動から腰痛、そしてあらゆる関節に痛みが出るようになったから。
病院に行けば行くほどその状態は悪化し、
一時は原因不明の難病で、膠原病ではないか?
とも医者から言われた程。
もともと腰椎分離すべり症+側湾症だった私は腰への負担が酷く
一時は歩くことも寝ることも身体が痛くて大変だった。
脚を伸ばして寝ることができない状態。
朝起きたら脚は痺れ、腰は激痛。息もできない程だった。
そんな最中に出会ったひとつの整体。
以前にも投稿したKYT。
Ken Yamamoto先生の整体を受けたことを皮切りに
体はどんどん良い方へ向かった。
マイソールでの練習もここ10年間で1番良いコンディションのまま終えられた。
それは何でだろう?と考えてみた。
答えは、自分の体を知ることができたから。
つまりそれは解剖学や運動学。
教科書やイラストにはない
生身の人間の本当の体の中の仕組みを用いた解剖学。
私は2022年6月にKYTによる整体を受けてから
今まで嫌煙してきた整体を学びたいと思うようになった。講習会や人体解剖実習に参加しながら1年半、ひたすら猛勉強と臨床の繰り返し。
勉強が嫌いな私がここまでのめり込むことはヨガ以外ない。
KYT以外の整体は過去に何度も受けたことはあるけれど、良い思い出はひとつもなかった。
10年前に右肩を強く押されすぎて肩腱板を損傷し
手術を受けなければならなくなったのも整体。
その時の肩腱板修復手術で肩に固定されたボルトが原因で2019年に肩を脱臼し、肩周りの靭帯を3箇所断裂する怪我を負った。
私は整体により破壊され、整体により救われた。
KYTははじめてアシュタンガヨガに出会ったときの衝撃と同じでした。
“Magic”
そんな言葉がしっくりくる。
みんなKYTやアシュタンガヨガを受けた時に口にする。
ヨガを練習していると、痛みを伴うことがしばしばある。
それを『傷み無くして得るものなし』と良く冗談で例えられたりする。しかし、なぜ痛くなるのか
結局のところ皆んな分かってない。
分かってないのに無理に押したり押されたり戦ったりして、それでヘルニアになる人もいる。
でも、解剖学や運動学の知識に基づいたKYT理論がそこにあったら痛みは起こらない。
なぜなら左右の差や、どうしてそこに歪みが生まれるのかが明確に分かるから。
知ることができたら
あとは強い所は弱め、弱い所は強めれば良い。
ただそれだけで、多くの人の痛み、怪我は防いだり取り除くことができる。
自分の知るためにヨガをしている人は多いと思う。
しかし、時に自分で思っている中心は中心ではなく
左右同じように行おうとすることで左右差はさらに広がっている。
こうした知識を得て
4年ぶりに赴いたマイソールでの練習は
過去一最高だった。
一年半前ただの腰痛患者だった私は
今、救う側にいる。
これは先週バンコクで行ったタイ人のための
ボランティアKYTの模様。
皆んな騙されたと思って見てほしい。
痛みを取るのは一瞬。
何年も掛けるものではない。
長い間我慢をしていたら
体も心も傾いたまま固まってしまうかも。
2024年からは
痛みなくしてみんな幸せな練習をしようよ