Shoulder dislocation on Mysore 1 | Ayumi Life Yoga Center

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For Ashtanga Yoga

何から話せばいいのでしょう。
色々ありました。記憶や感覚が鮮明な内に、
冷静に一つずつ振り返って記録に残しておこうと思います。
前の記事と重複してる部分もありますが
お見逃しを。

まず、私の状態について。
元気に過ごしています。
先週水曜日に3年ぶりに新しいAdvance Aのチャコラーサナを頂きました。
アシスタントによるバッグベンドが終わった後、
後ろの方のバッグベンドを行ってパスチマッターナーサナの背中を押しているシャラート先生と目があいました。
“Can you catch?”
“Yes”
“What are you doing?”
Kasyapasana
“Tomorrow chakorasana”
簡単な会話が続き新しいアーサナを頂きました。
3年ぶりだったので本当に嬉しく思いました。
この日で短くも長かったアシスタントも最後はかなりいい波に乗ったかのように良い展開が続き終えることができました。
この経験はこれから多くの場面で私を助けてくれるはずです。

で、
浮かれていたのも束の間
先週木曜日に人生はじめての肩の亜脱臼をしました。
Viparitachakrasanaの時に。
何故かなかなかうまくいかない木曜日。
今日は諦めた方が良いかな。
アシスタントさんに手伝ってもらおうかな。
そんな思いがよぎりながら
よし、最後の1回、もう1度だけ
思いっきってトライしてみよう。

イチニノサン!!
グギギギギ
耳元で変な音がなり倒れた瞬間右肩に激痛が走ります。
思わず肩を押さえます。
無意識に乱れた呼吸を戻そうとする私。
痛すぎて声も出ません。
前からシャラート先生がやって来て
目が合います。

頑張ってるね^ ^

と言うような優しい目を見ました。
そして、そのまま私の横を通り過ぎて行きます。

次の瞬間、磁石で引き寄せられる感覚のように
肩が元の位置へ戻りました。

あれ?

今の何だったの?と、
肩を回した瞬間また外れました。
激痛が身体を襲います。
私はマットの上で何をしているのでしょう…
また同じように肩を押さえて呼吸していると
勝手に戻りました。

今日はもう無理。
アシスタントさんと目が合います。
何かを察知したアシスタントさんは
すぐに私の元へ来て
そのままパスチマッターナーサナへ。
皆さん、パスチ ”モ” ッターナーサナではなく、
“マ”ですからお間違えないように。

フィニッシングを終え、帰り支度を済ませると
生徒さんはかなり減っていました。
今ならシャラート先生に脱臼のことを伝えられる。
一部始終を伝え終わると、驚いた面持ちで
痛いのか
手は上がるのか
いくつか質問を受けました。

アドレナリンが出ていたのか
その時は私の肩は痛みもなく普通でした。
もう痛くないし手も挙げられるし大丈夫です。
明日1日だけはPrimaryを行います。
と伝え帰りました。
いつものように少し痛めただけで
流しながら何とかなるだろうぐらいで
この時、私はことの重大性にまったく気づいていませんでした。

何が自分の身体に起きていて
何をしたらどうなるのか
まったく分かっていません。

次の日の金曜日。
この日は念のためPrimaryのみ。
意外とジャンプスルーもジャンプバックも
アーサナも問題なく進みます。
最後のUrdhuva Danurasanaへ来ました。
いつものように耳の横に手を置いて
起き上がろうとした瞬間グキッ外れました。
また自分で戻せましたが、
外れた瞬間はかなりの激痛です。

これは何かがおかしいと
ようやくここで気づいた私です。
翌日土曜日のLed Primaryはかなり慎重に。
Urdhuva danurasanaは左腕だけで行います。
不安でいっぱいな中で今月初のカンファレンスがはじまります。
質問の時間。
この不安な気持ちは
緊張とか恥ずかしいとか
そんな事言ってる場合ではありません。
私のスイッチはこの時すでに切り替わっていました。
アドバンスで停滞していたアーサナは、
どのタイミングで何が変化すれば先に進めるのかこの3年間の練習と今回ここに来て理解できました。停滞していたアーサナ自体は簡単に取れていましたが理由はそれ以外にあります。何ごとも準備が大切です。前シーズンのカンファレンスで、シャラート先生とグルジとのエピソードで2年間アーサナが停滞した時のエピソードを聞きました。私はその話を聞いた時、何となくそうかなと思う理由に気づきましたが、今回来て次のアーサナを頂いた時にその理由が府に落ちしっかり理解することができました。それで十分です。またこの状態に戻った時に続きは行えば良いだけです。

この11月は、”肩の脱臼についての経験を深める”
このお題に意識を傾けて取り組むことにしました。

実際に怪我をする前から現在までの私の経過をシャラート先生が実際に見て知っていて、それを聞いてもらえるチャンスはなかなかありません。
ここで怪我して不幸中の幸いです。

さて、カンファレンス中の状況に話しは戻ります。シャラート先生と目が合いそうなタイミングをみて何度か手を上げます。

あ、目が合った
“Mm..”
顎であなたどうぞと言うサインが送られます。

まずは一呼吸。
なぜかと言うと、

私はスペシャルコースの時に、
大きな声を出すことを散々注意されました。
そうかと思えばLedのカウントでは
大きな声を出せばいいってものでもないらしく、
ここは軍隊や魚市場ではないんだから...とコテンパにされた記憶があるからです。

今回は、できるだけ大きな声でゆっくりシャラート先生の目を見ながら気持ちを込めて皆んなに伝わるように、

“What should be careful when injuriesd of shoulder dislocation ”

これが、私にとって人生2回目となるカンファレンスでの質問です。

“Mm...”

良かった伝わりました。
第一関門クリア。
緊張の糸が緩みます。

シャラート先生に伝わってない時は
“Which one?”と言われます。
ニュアンス的には”どういうこと?”です。

続いて私に
“What 〜〇〇?”
What の次の言葉が耳に入ってきません。

そんな時は軽く笑顔で待ちます。
すると、
きっと彼女は(パンチのポーズで)闘ったんだね
とジョークで間を流してくれます。

きっと何をしたのかを私に尋ねたのでしょう。

練習をしていると、いい時もあれば、悪い時もある。ずっと良い時は続かないことは普通で何ともない事なんだよ...と言う感じで話しが始まりました。
また、常に経験こそが大切なんだと毎回伝えているように、シャラート先生自身の経験を踏まえたエピソードをお話ししてくれました。

“この後ろに飾ってあるポスターの時は〇〇〇〇”
“ラージャがポーターサナの時は、まだ若かったからもっといけるんじゃないのか、もっともっとと思って〇〇〇〇”

それ今回の私。まだ行けるんじゃないか…
最後の1回が何回も続いてしまう性格です。

先月膝の痛い方の質問で、かなり具体的な答え、理由を話されていたので、
私のパターンも具体的な何かを得られるのではないかと期待しました。
今シーズンは、3年分くらいの学びを
約1ヶ月で行なっている感覚です。

アーサナを進ますことも大切だと思いますが、
その過程で起こる変化、経験が多ければ多い程
教える時に役に立ちます。

なぜ、そこが痛いのか
なぜ、それができたら、これができなくなるのか

色んな友達とランチなどに行ってお話しすると、
みんなそれぞれ色々な悩みを一つか二つは持っています。

私も同じ道を歩んで来ました。
同じような経験をしてきました。
それもこれも、すべて一筋縄ではいかない
私の身体があるからこそです。
私の身体はかなり難しい問題集だと自覚しています。もしかしたら東大受験や司法試験より難しいかもしれません。答えは無限にあるからです。

だから、私は気がつかないうちに
びっくりするくらい逞しく成長したようだと
最近感じる場面がちょいちょいあります。

1人になった時に、誰にも分からない未来の事を考えて不安に思って涙が流れることはたまにありますが一瞬です。

泣いたところで何も変わりません。
分からないことを考えても仕方ありません。
めそめそくよくよしていても
楽しくありません。
人生楽しい方が得です。
今できることを今精一杯楽しんでやる
それが1番。

長くなったので、続きは次回に持ち越しです。
次回は初めてのインドで病院の記事を書きます。

脱臼した日も笑顔でRRRでミールスを食べる逞しい私。

キラキラこれからマイソールで練習することを考えている方のためのお役立ちノートキラキラ

練習中にシャラート先生やサラスワティ先生から
良く聞かれる英会話のひとつに
“Did you?”とか”You did?”など言われる場合があります。
これは、先生があなたのあるアーサナについて確認したかったのに見逃してしまった時に言われます。
今回はじめて来た方から質問受けることがあったり、韓国や中国から来た人は理解ができなくてトンチンカンな回答をしている方を結構見受けました。

まず、あなたがそのアーサナをきちんと行った場合については”Yes I did”と答えましょう。

すると続いて、”Show me”見せて下さいと言われます。
そしたらそのアーサナをもう一度行います。
そうすると、新しいアーサナがもらえたり、もらえなかっりします。今日からなのか、明日からなのか、明後日からなのか曜日によって異なりますので先生の指示をしっかり聞きましょう。