朝一でレオを病院に連れて行った。
点滴をしてもらった。
熱があるので、薬を飲ませてしばらく様子を見ましょうということ。
家の外に出ることが多いと、ウィルスをもらってくることも多いのだという。
先延ばしにしていた、レオの脱走対策をしないといけないな…と、我に返る。
レオが落ち着いたようで、
ひとりにしてほしそうなので、
元々たかくんと計画していたランチでイケアにいった。
珍しい北欧の食べ物をたくさん食べられて、楽しかった。
帰るとお義母さんが新生児の服を洗って干してくれていた。
可愛くてまたテンションが上がった。
いよいよ出産が現実味をおびてくる。
赤ちゃんとの日々を思い出す。
大きく育った双子を思う。
やったことリストを再開する。
インスタグラムを整理する。
インスタに、ハワイアンキルトの作成過程と、合間に日常の写真を載せることをおもいつく。
何でもいいから、わたしが作ったものをインスタに載せて、自分の世界を作り出したいとねがう。
ときたま正気にかえって
日常とか
こつこつ進むこととか
そのよさにきづくときがある。
わたしの脳はやっと、少し 静寂を取り戻すときがあって
そういうときに周りを見渡すと
じぶんの至らなさとか ひしひし感じてしまうから
足元だけ、足元だけ見ようと
冷静になろうと
じぶんに、言い聞かせる。
だれにも気に入られなくていいし
例えヒトリだろうと 大丈夫、と
いうことを
こどもたちは
自分の力と家族や社会の力で育っていて
わたしの予想や心配を遥か超えて
逞しく育っていることを
遠く空をみながら
その都度思い出す。
そうすると
夫の表情含めて 色々気にならない瞬間が訪れる。
不安が遠くへいき、落ち着く。
瞑想する。
たとえ瞬間的なものだろうと、
一瞬 静寂を得る方法を得たし、
それでも不安にかられるときは
単に睡眠が足りないのだと、
冷静に思えるようになってきた。
これもすべて、
成長というより
抗うつ薬を再開したおかげなのだろう。
脳内の物質で気分が左右されるのだから
自分を過信してはいけないと思った。
たとえいつもこう上手くはいかないとしても、
わたしの膣は
わたしの脳に対して
前より安心しているように感じた。
膣や子宮やからだのために 現実を正しく把握するのが脳の役割という気がした。
バカンスをめざしていたけど
こつこつと よそみをせずに 自分のために日々を過ごすのが
バカンスを実現するために必要な努力 なのだなと
思った。
外向きの努力ばかりしていたなと思いながら。
夕暮れの道を歩きながら。
思った瞬間、7777のプレートの車がよこをとおりすぎた。
完全はない。
調子が悪い日のほうが多い。
どうせだれにも愛されないと、知ったほうがいい。
諦めのなかで、いつも欲していた 天啓のようなものとは全くちがう形で、
すごくゆっくりと、かさぶたがはがれるような、風邪が治っていくようなささやかさで、
少しだけ 現実を取り戻していく。
周りのだれにもいえないような 伝わらないような 自分だけの楽しみ。