羽鳥慎一のモーニングショーは一つのテーマを深堀りする。

録画していて、興味ないところはすっ飛ばし、興味あるテーマだけ視聴するという見方を私はしている。

 

そんなTV番組で、昨日は、高齢者に人気の便利屋的業務内容の会社「御用聞き」のことを紹介していた。

 

 

 

リンク↑を貼ってみたが、TVでは、家具の移動や電球取替、ゴミ出しなどの家事代行だけではなく、有料のお年寄りの話し相手の取り組みを紹介していた。

 

私も親が生きていた時は、親の足腰が弱ってゴミ出しができなくなっていた為、実家に行っては毎回ゴミを持ち帰っていたことを思い出した。

 

夫婦揃ってゴミ出しができない身体なのに、行政のゴミ出しサービスは、独居者のみが対象になっていてサービスを受けられなかったという事情もあった(>_<)

 

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番組では、話し相手のバイトは、利用者の孫にあたるような大学生が多く登録していると紹介していた。

 

一緒にゲームをしたり話し相手になったり…

 

 

こういった取り組みは、以前、老人ホームに赴いて、ポンジャンや人生ゲームなど、ボードゲームの相手をしているボランティアのことを紹介していたテレビ報道でも見たことがある。

 

私にもこういうボランティアなら出来そうだな…と思ったことを思い出した。

 

 

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2020年の統計によると

 

65歳以上の一人暮らしの高齢者数は

2000年に303万人だったのが

2020年は670万人と2倍以上に増加した。

 

65歳以上の

約5人に1人が一人暮らし

という事実!

 

 

65歳だと夫婦が揃っている家庭も多いことを考えると、もっと高齢になるほど一人暮らし割合は増加していく。

 

各老人ホームの入居者の平均年齢は88~89歳が多いようだが、配偶者を亡くしている人が多いと言うのも頷ける。

 

私も相談ボランティアの養成講座に現在通っているが、そこでの相談者も老人が多いと言われている。

 


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他人のお年寄りの話し相手になってあげるくらいなら、昨年末から有料老人ホームに入居してくれた姑が私にはいるのだから、姑の話し相手にもっと頻繁に行ってあげればいいのではないか?? と思ったりするが、そうではない。

 

 

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私はがん闘病に伴って酷いうつ病になってしまった夫の妹のサポートもこの2年間してきた。通院時も殆ど付き添った。

 

1年以上の入院を経て、義妹の生活を成り立たせる為の、ハードルが高い精神障害者年金受給申請書を何日間もかけて書き上げて提出したが、先日、義妹のもとに年金受給通知書が届いて安堵した。

 

昨日の義妹からのLINEでは、現在週に2回ほどヘルパーさんに料理を作りに来てもらっているとも書いてあったので、(まだうつ病から立ち直れていないのか?福祉協議会の人と一緒に見学に行く予定をしていた緩く働ける就業候補の見学に行けていないのか?)と心配になって1カ月ぶりに電話してみた。

 

義妹曰く、整形外科に行ったら、薬の副作用もあって随分太ってしまったせいで腰椎あたりの骨がずれてしまったらしく、下半身のだるさが半端ないと言う。就業先候補の見学にもまだ行けていないようだが、義妹の、張りが合って明るい声に少し安堵した。

 

 

そんなに心配なら、もっと頻繁に義妹に電話を入れ、家まで会いに行ってあげればいいではないか?と自分でも心の隅で思うが、これもそうではない。

 

 

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他人の相談員にはなれても、

肝心の身内の相談員にはなれない理由

 

それは、私が当事者だからだ。

 

相談にのっていても身内としての私的な感情が入ってくるからだ。

 

具体的な感情としては、今まで世話で苦労してきた中で感じてきた2人の依存性を恐れてしまっている(>_<)


生活面でも心理的にも落ち着いてきた2人ではあっても、気を緩めて姑や義妹に自ら深入りしていくと、私自身の心や生活が脅かされる危険を恐れてしまうからだ。

 

 

これが、仮に息子がうつ病になってしまい、息子相手のサポートなら違ってくるのは当然のこと。息子たちは私にとって世界で一番大切な人たちだから。



けれど、姑には実子が3人いるし、義妹には娘2人がいる。そこが大きく違う。

 

 

匿名の相談員の私生活は守られているけれど、身内からの相談では、下手すると身内からの依存性が増してぐいぐいこられてしまい、私生活は守られない。

 

だから、出来る範囲でサポートはしてきたし今後もするけれど、身内であっても、いや、身内だからこそ、ある一定の距離を取ることを心がけているというわけ。

 

 

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他所で相談員をしている専門家であっても、身内のこととなると自分の感情が入る故にサポートは困難を極めるということは、セオリーなのだ。

 

この、

セラピストは身内のセラピーは出来ない!

というセオリーは、

教師が感情的にならずに我が子に上手く勉強を教えることはできない。外科医が身内の大手術を感情を乱すことなく執刀することはできない。してはいけない!というのも全部同じ理屈。

 

 

それくらい、身内同士は感情が邪魔をする。

 


相談出来る身内がいない


ではなく、


身内だからこそ相談やサポートが難しい側面があることは、寂しいかなだけど否めないのだ。

 


そういう意味で、


仕事とはいえ、姑を支えてくれる老人ホームのスタッフには感謝、感謝🙏


仕事とはいえ、義妹をサポートしてくれる福祉協議会の担当者にも感謝、感謝🙏


公的サポートは本当にありがたい存在🍀