いよいよ、姑の家の売却も大詰めを迎えています。
 
ネットにあげて売却活動に入る前にお寺様の耳に入ることになり、トントン拍子にお寺様の第2分院兼お庫裡として購入して頂くことになりました。
 
19年前に亡くなった舅の供養の為に購入した仏壇も使って頂けるとのことで、仏壇に安置されていた阿弥陀如来様の木像は我が家に移動の上安置させてもらったので、お寺様も物件の引渡し前から仏壇の中を整える為に仏具屋さんを連れておいででした。
 
これから、6月中にダスキンに入ってもらい家の中を水回りや窓も含めて全て綺麗に磨き上げてもらいます。
 
その後、住職たちによる現地確認の日を設け、最後は銀行の応接室をお借りして引渡しという流れで、6月中に全てを終える予定です。
 
 
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私は今年から町内の寺や神社の祭事や掃除をする信徒会のお役目もしており、他には月に1度だけですが、仏教の講話を歴史の勉強のような感覚で80歳のお友だちと楽しくお寺まで聴きに行くようになっています。
 
今後は先日もブログに書いた通り、お寺主催のご老人相手の1年間にわたる相談員養成講座にも参加予定。
 
こんなことで何かと仏縁が出てきた今年。
 
 
こんな私が、
 
「男女問わず自分の年老いた親を嫁に任せるのではなく実子がお世話するのが当然」
 
というようなことをブログで書くと、反感を覚える人もいるだろうな… と思いつつ書いてます。
 
 
他の義理きょうだいからも舅姑の世話を押し付けられるのが嫌で、それまで専業主婦だったお嫁さんが仕事を理由に義父母のお世話から逃れたくてパート仕事を始めるなんてことも多い気がしています。
 
そういったことは、責められることではないと思うのです。
 
 
育てて頂いたご恩がある親の世話は、育ててもらった実子が極力頑張る! お嫁さんに任せるのは当然ではない!
 
という考えが根底にあって初めて、実子たちはお嫁さんが自分たちの親の世話をしてくれる事に感謝できるのですから。
 
実子たちから文句言われながら、育てて頂いた恩義もない人の親の世話をするのって、馬鹿らしくてやってられませんよ!
 
せめて、親の世話をお嫁さんに任せるなら、実子たちは感謝の気持ちを伝えましょうね!
 
それにぶっちゃけ言うと、お嫁さんには義父母からの財産の相続権は無いのですからね!  自分の親の世話をしない実子たちは、そこも分かっていないと…   
 
夫が相続するじゃん!という人もいますが、その後その夫婦が離婚することだってあり得ますよ🌱( '-' ‪🌱‬ )
 
 
自分の親のことを嫁任せにしている上に文句ばかり言ってるような実子は、その事実を忘れないようにしましょう!
 
 
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「ならば、実子が実の親の世話をして当たり前と言うなら、あなたは、親の世話をしたがらない実子のことを責めますか?」
 
と問われたら、「否(いな)」です。
 
 
実の親の世話であっても、世話から逃げたくて仕方ない人はいます!
 
それでも逃げることで、罪悪感からストレスを抱えている人も大勢います。
 
そういう人の話を聞いてみると、元々親子関係が悪かったケースが大半なのです。
 
昔からいわゆる毒親だったり、親からの愛を貰ってきた感覚が子の側に薄かったり、親の側に大きな問題ある性格が潜んでいたり、他にも背景は色々です。
 
 
だから私はたまたま運良く、愛情溢れる両親の元で育つことが出来ただけなのだと認識しています。
 
 
現在、夫の母親は老人ホームに入ってくれましたが、それでも私は、姑の財産管理や通院などのお世話をすることが今でも多いです。
 
けれど、亡くなった父の再婚相手のそれまでしてきたお世話からは2年前に手を引かせて頂き、兄と姉に交代をお願いして任せました。
 
姉は父の再婚相手のことを第三者に話す時「母」と呼びます。
 
私は「○○さん」と名前で呼びます。
それまでの関係故に「母」とは言えない心理になっているのです。
 
今までその理由については書いてきたのでここでは端折りますが、継母との関係からも、親と言っても色々な人がいますから、実子が親を見捨てたくなる背景にも色々あるということは私にも分かるのです。
 
 
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動物は本能で子育てをします。
命懸けで敵から子を守る行動をします。
 
ところが、殆どと言っていいほど、動物は親の世話をしません。
 
親の世話をするという本能を動物は持ち合わせていないからです。
 
 
人間も動物の仲間で同じなはずです。
 
では何故人間だけは年老いた親の世話もするのか?
 
それは、育てて頂いた事への恩返し、愛情、義理、理性などから親の世話をするのです。
 
けれど親の世話をするのは本能で備わっているわけではないので、「万が一の時は子のために命を捧げられる」と言える人は大勢いても、「親のために死ねる?」と問われれば「そこまでは…」という本音が出てきたりします。
 
私は20歳のとき50歳になったばかりの母親をがんで亡くしましたが、大好きだった母の余命を知った時「私の命を15年捧げるのでその15年を母にあげてください」と神様に必死でお願いしていました。
 
自分が仮に80歳まで生きるとしても15年分を母親にあげたら私は65歳まで生きられますし、母も65歳迄は生きられるなあ…などと、予測される寿命まで計算しながら母親に渡したい命の年数を真面目に計算してました。
 
どれだけ大切な母であっても、当事、自分の命を全部捧げるとは祈れなかったなあ… と、人の親になって改めて子の為に命を捨てられる!と思えることとの感情の違い、「本能」というものを考えるのです( ̄▽ ̄;)
 
 
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親の世話をするという本能を動物は持ち合わせていない
 
このことを私から聞いた70歳代の人から、私は先日感謝されてしまいました。
 
その人には独身息子さんと小学生の子を持つ娘さんがいます。
 
「親の世話をするという本能を動物は持ち合わせていない!という話を以前あゆみさんがしてくれたでしょ!
 
それ聞いて私、気持ちが軽くなったのよ。
 
子どもに世話して貰って当然!
という気持ちを捨てる事が出来たの!
 
期待するとそれが報われなかった時苦しいでしょ!
 
最初から動物でもある人間も親の世話する本能は持っていないと思っとけば、子に期待しなくて済むもの!
 
いつかは老人ホームに入ると思っておくことにしたの!その上でいざという時、子達に色々して貰えたら感謝感謝だものね!
 
そのほうが親子関係もうまくいくに決まってるわ!
 
いいこと教えてくれてありがとうね♡」
 
 
 
そしたら、80歳の人が言いました。
 
「10歳くらいになると反抗期が始まって可愛くない時期も来たりするでしょ!うちの(50歳代の)息子なんて私の家によりつこうともしないわよ!(笑)
 
でもそれでいいの!
 
 自分の子どもが赤ちゃんの時って本当に可愛いでしょ!
 
3歳までに子どもから十分に恩返ししてもらったと思えばいいのよ!
 
 
なるほどね~( ᵕᴗᵕ )フムフム
 
達観している人生の先輩に、いいことを教えてもらいました🍀