今回で4人で行く旅行は最後かなあ?


4枚布団を並べた旅先の和室で

こうつぶやく私に、


息子たちが

お母さん、それ、毎回言ってない?

と言った。


既に29歳と27歳の

いつ結婚してもおかしくない年齢の息子たちだ。


だって、息子のどちらかが結婚したら

4人旅行は多分しないでしょう?


そうか、多分、俺とパートナーは

別部屋を取るだろうしね。


そういうこと



今日から2泊の家族旅行は

夫婦が車でJR熱海駅まで行き

息子たち2人は東京方面から熱海で合流した。


トンネルを抜けたら突然現れた富士山

やっぱり存在感あるな~

圧倒されるな

と、夫も久しぶりに見た富士山に感動




熱海の海沿いにある

親水公園のパーキングに車を停めて

ランチで予定していたクレール

に夫婦で先に行ったら、

店が予約席のみになっていて

入店不可だった(>_<)


食べログランキング上位は

予約必須だったかな笑い泣き



息子たちにその旨をLINEしたら

次男は約束時間よりも15分早く駅に着いていた。


①熱海に来るのは3回目という次男が

以前来たことがあるという

囲炉茶屋に立ち寄ってみたら

奇跡的に直ぐに入れたというので

その店で合流






②その後、車に息子たちの荷物を置いて

徒歩で起雲閣へ。

ここは、結構見応えがあった。






③その足で、来宮神社へお詣り 





もう1箇所熱海梅園祭りが
今日の7日からとあったので行く予定してたが、
車で通った時に
見頃にはまだ早い感じがしたので見送った。

見送って正解だった。
ホテル到着が遅れてしまい
時間的に無理だったから。
 



④車に戻る途中、熱海プリンを購入し
海沿いのベンチで4人ギュンギュンに座って
プリンを食べた。

他に空いてるベンチがあるにも関わらず、
誰も離れて他のベンチに座ろうとしない事に笑えた。





味は、正直言うと、
プリン専門店でお高めの熱海プリンよりも
シャトレーゼの100円プリンのほうが
断然美味しい 笑い泣き



⑤その後、車で伊豆高原に向かい
ホテルに着いて、和洋懐石のご馳走を頂き
温泉に浸かって
布団に入っての冒頭の会話




2時間近くかけてご馳走を頂きながら、
話は尽きなくて盛り上がる。


普段は「問題ない」としか言わないが
兄が一緒だと饒舌になりがちな次男は
初期研修中の苦労話を珍しくしてくれた。

○○科を回っていたときのこと。
キツく当たることで有名な指導医に当たってしまい
毎日朝の5時には病院に行って頑張ったが、
メンタルやられそうになった事もあったらしく
初期研修医はがむしゃらに働いてなんぼ
と言うところがあるという。

後輩たちには
「○○科を乗り切れば大丈夫だから」
とアドバイスをしているらしい。

次男は今日も、病院に立ち寄ってから
その足で旅行に来たらしい。
大変だったねと労ったら、
大したことないよ
といつもの返事だった。


長男は外国人の彼女さんと別れて
日本人の同僚と
お付き合いしていることを教えてくれた。


息子たちの彼女さんたちは
偶然にも、
2人とも一流企業に勤めているにも関わらず
やりたいことを求めて
転職活動にはいっているとの話し。

その為に仕事しながら
更に資格を取得したりと
妥協しないで自分なりの
キャリア形成を考えている。

私の若い時は、腰掛けOL的な人が
多かった気がする。

単純に、
息子の彼女たちは凄いな…と思う。

永久就職神話は昔の話し。
今の人たちは、男女関係なく
やりがいを求めて転職していく。

そういう時代なんだな…と
息子たちの話を聞いていた。


昔と変わらないワイワイした
楽しい家族旅行だが、
それでも今しか出来ない
4人だけの家族旅行を
噛み締めている。


旅行どころか、近所にですら
行きだからなくなっていた姑。

信号待ちがイライラして
車に乗るのも30分が限界だったから。

我々が旅行している間
メンタルやられている姑の世話をどうするか、
そんなことも姑が老人ホームに入ってくれた事で
あれこれ考えなくても良くなった。

入所してだいぶ明るくなった姑だが
それでも外出したがらない。
あんなに旅行好きだったのに…

姑を見ていると
人生どうなるか分からないから
やれる時に楽しんでおかないと
いつかは無いかもしれないと思えてくる。


心置きなく家族旅行に行ってらっしゃい
その為に私は老人ホームに来たんだから。

姑はそう言ってくれていた。
その点はホントありがたい。