国公立大学出願受付, 2023年1月23日~2月3日

 

 

受験生の皆さんは共通テストの自己採点もとっくに済んで悲喜こもごもと思います。

 

リサーチ、データネットの結果が出るまでは

泣いてメンタルを落としたり、悶々とした日々を送られていた人もいたことでしょう。

 

理想とはかけ離れた結果だった受験生であっても諦めずに特攻を覚悟した人もいれば、志望大学変更を決断し、過去問を解いてみるなど出願先を選ぶ準備で多忙な日々を過ごしている人もいることでしょう。

 

 

それでもやはり、手元にある共通テスト得点を科目別に傾斜にかけてその大学の自分の持ち点を見ることはできますし、

 

過去問を数年分解いてみて、理想はセンターと二次のトータルで合格者平均近くあればGO、いやいや、合格者最低点あればGOという人もいらっしゃることでしょう!

 

 

 

【出願時期の現役時と浪人時の違いは、チューターの存在の違い】

 

息子の2015年一浪受験時の出願先決定は、

現役時の高校時代とは全く様相が違ってました。

 

何が違っていたかというと、

チューターの存在がなかった現役時と

存在があった浪人時の違いです。

 

 

現役時の出願先を決定する際の情報収集は

リサーチ、データネット頼みの

息子と私の2人の孤独な作業だった気がします。

 

医学部合格者を毎年何十人から百人近く輩出しているような私立高校ならともかく、公立高校の教師では、医学科受験に関しては情報力に乏しいのがネックだからです。


情報力に乏しかった故に、後期日程で出願した宮崎大学医学部は足切りに合ってしまいました。足切りのことなんて眼中になかったほどの無知さ加減でした(>_<) 強く意識していれば、当時は足切りがなかった地元大学に出願しても良かったのにです😭


 

高校教師はあまりにも多忙過ぎて、こちらも甘える気持ちになりませんでした。※実際に担任は息子たちが卒業後、1年以上体調不良で休職されました。

 

 

その現役受験時に比べ

浪人時は、出願先選びについて相談できるチューターと、相談にのってもらえる予備校教師がいました。

 

 

●前期、後期共に足切りに合ってしまうかどうかの見極め、

●隔年現象が起きるかどうかの予測

●傾斜配点による見極め

●二次科目の判断

●偏差値だけでは判らないような、都会を比較的近くに控えているなど大学の立地を考慮した難易度

 

等々、考慮すべき事が多くある医学科受験の出願先選びは一筋縄ではいかないのです。

 

 

だからこそ、とても重要な出願先選びでアドバイスをくれるプロの存在は大きいのです。

 

 

息子は現役時代も河合塾に在籍していましたが、担任としてずっと息子を見てきてくれたプロのチューターがついてくれるのは浪人生だけの特権でした。

 

予備校生は一人で悩まないで、予備校チューターに遠慮しないで相談するといいと思います。

 

 

 

【息子の国公立大出願】

 

浪人開始当初は欲を出して地元旧帝を目指してましたが、手堅く一浪で合格を決めることを重視した息子は、難易度の高さ故に地元旧帝を候補から外し、夏くらいからはもともと現役時の第一志望だった地元公立大を第一志望に据えてきました。

 

とはいえ、“何が何でも地元公立”ではなく、“何が何でも医学部に合格する!”というのが、息子の最重要目標となっていました。

 

医学科受験においては、C判定よりはB判定、B判定よりはA判定を出願先として選択するという手堅さ(慎重さ)が合格への近道ではないか?と浪人生は現役生よりも強く考えます。

 

性格による個性が出るとはいえ、現役生は、浪人生に比べたら受験の怖さを心底から知らない分、手堅さを手放す人も多いからこそ不合格になる人が多いのだろうと思います。

 

 

息子の予備校の友人は、息子と同じ大学を目指してましたが

センター得点率86%

息子と同じ大学への出願を諦め、より判定の良い福井大学に手堅く変更して出願し合格を果たしました。

 

 

息子一浪時のセンター得点は802点(89%)

取りあえず、リサーチとデータネットが発表される迄とその後も、息子は出願候補となりそうな大学の過去問を解いて候補を4つに絞り込みました。その中には勿論、地元公立大も入っていました。

 

※後に入学後の成績開示のとき、クラスメイト同士成績を見せ合ったらしいですが、90%を超えている友人がゴロゴロいたそうです。

 

 

河合塾ではセンターの結果が出たあと、出願先を検討する為のチューターとの三者面談がありました。

 

これだけでも、現役時と比べて何と有り難かったことか・・

 

 

それまでに息子が過去問との感触から絞り出した4つの候補から、より息子にあった合格の可能性が高まる大学をチューターが二つに絞り込んでくれました。

 

 

 

【採点方法がわからない過去問】

 

残った二つは偏差値的にも難易度的にも同等レベルの大学。

ぶっちゃけ書いてしまうと、地元公立大と金沢大学です。

 

後は息子の過去問との相性と好みということになってきます。

 

私は地元公立に出願してほしかったのですが、息子は地元公立大の過去問で数学に完答できない難問が含まれている時があって、苦手意識を抱いてしまっていました。

 

けれど、予備校教師があそこの数学は恐れることはないとアドバイスをくれました。

 

実際に入学してみてわかったことは、数学は完答できていない合格者が多かったことが判明し、部分点を結構くれていることも判りました。

 

あの杞憂は何だったのか?と、情報プアの恐ろしさを感じます。

 

過去問ではそういった細かいことがわからないので、受験候補となる大学に高校OBや現役合格の同級生がいたら情報収集できるといいですね。

 



 (追記)


共通テストの点数を大幅に崩した人でまだ今年度入試を諦めていない人は、コメント欄も読んでみてください。出願先選びのヒントが見つかるかもしれません。