私はというと、ここ7~8年くらい、

学習塾のアルバイトを通じて

よその多くの子の勉強を見る機会を頂くようになり、

語弊がありますが、

勉強時間と勉強修得度は比例しないことを感じてきました。

 

塾のバイトをするまでは、

自分の子どもしか知らないので、

自分の子を客観的に、また相対的に見るという視点に欠けていました。

 

ところが、

塾でバイトをするようになってよその子を見ると、

どうみてもこの子たちは、

息子たちの小学校時代よりも勉強をしているのです。

 

毎日こつこつと塾のプリント教材をこなし、

その上、算盤やベネッセの通信教材を

併用している子も多くいます。

 

本当に嫌らしい言い方で反感を買いそうですが、

うちの子たちよりも勉強量は多いのに、

ここまで勉強して努力しているのに、

こういう結果なのか!

と愕然としているのも本音なのです。

 

何が、息子たちとこの子たちで違うのだろう?

と考えることがあります。

 

それは、異論を唱えられそうですが

それでも正直本音を言うと

持って生まれた理解力という点があるのは、

否めません。

 

しかし、それだけでは決してない

と思うのです。

 

 

やはり、勉強方法が違います!!

 

息子たちは、小学校時代

一日一枚やればいい「一分の一」

しかやっていませんでしたが、

 

そのプリントに関しては、

一分の一を始めた当初だけ、

私が息子たちに

プリント学習の仕方を教えました。

 

そして素直にその通りに

息子たちはやってくれました。

 

そのやり方とは、

一度やったら採点し、

やれなかった問題は再度解き直し、

兎に角、出来ないまま放置しない

というやり方です!

 

所謂、一つの教材の反復学習で

次回その同じプリントをやったら、

満点とれるくらいに

やりこなせということです。

 

漢字問題も、プリントの裏に、 

書けなかった漢字は

何度も練習してインプットし、

再度アウトプットできるか確認させ、

漢字も完璧でした。

 

そして、勉強時間も短いですが、 

夕方遊び終えた後から、

夕食の時間までの間にやってしまう

 

というルールを兄弟で作り、

 

兄弟仲良く集中して勉強する

という過ごし方をしていました。

 

ここに、小学生の学習のヒントが

あると思うのです。

 

 

●勉強時間は、だらだらと

時間をかければいいというものではなく、

集中してやることが大事

 

 

●仲良くリビングで勉強する、

兄弟という勉強仲間が家の中にいたという事

つまり、兄弟仲が良かったということ。

 

兄が穏やかな子なので、

喧嘩はほとんどしませんでした。

 

一人っ子だと、

親御さんが一緒に勉強するような

親がきょうだいの代わりをする

というようなご家庭もおありでしょう?

 

 

●量が多ければいいというものではなく、

中途半端にあれもこれもやるくらいなら、

一つの教材を徹底してやりぬくことが大事

 

 

●少なくてもいいから、

毎日勉強するという習慣は作ることが出来た

 

 

こういう、大学受験にまで通じる勉強の基本を

息子たちは、運よく

自然と身につけることが出来たということ。

 

これがラッキーでした。

 

 

私のバイト先で、

せっかく塾に来て頑張っているのに、

なかなか成績が伸びない子は、

塾のプリントも反復学習が出来ない、

 

反復どころか、

わからなかった問題も二度と解かない。

 

 

通信教材もしかり・・・

 

勉強しなければならない教材が多過ぎて

兎に角時間に追われ、

長時間勉強しているのに、

全ての教材が中途半端(>_<)

 

 

それでも親御さんは、

 

塾に行かせている!

通信教育もやらせている!

お金をかけている!

 

そのことに満足しているのかどうかは

わかりませんが、

 

やはり、勉強のやり方を

親御さんが知らないな!

 

と思ってしまいます。

 

それで、努力のわりに

報われないという状況に陥っている

ということに気がつかないのですね。

 

 

うちの子、こんなに努力しているのに

報われない

と思われる親御さんがいらしたら

一度、努力するべき対象教材を減らしてみて、

いったん選択した教材に集中し、

それを徹底してやり抜く!

 

こういうことの大切さを

見直されてみては如何でしょう?