算数問題で
「うちの子はうっかりが多い」
と嘆くケースについて考えてみます。
子どもが返却されたテストを見て
「うっかりミスしたわ~」
とよく嘆いてはいるけれど
「うっかりミスだから・・・本当はわかっているから大丈夫!」
と、うっかりミスを容認し、
本当は自分はできると言い訳すること多いですね。
うっかりミスは、本当に容認してしまって良いのでしょうか?
確かに、うっかりミスをしない人なんていません。
しかし、うっかりミスを無くす努力を放棄してはダメです。
うっかりミスは注意力が問題のこともありますが、
「注意しなさい」と抽象的なことを言っても、
なかなか改善されないものですね。
大学入試ともなると、
半紙一枚分の量の計算になることもよくあります。
そういう場合愚息は、複雑な計算のときは特に
解答途中でその都度なるべく検算する
ようにしているそうです。
アルバイト先の塾の小学生には、
小数点が出てくる計算で、桁数間違いのミスが本当に多いんです!
そういうときは
「ざっくりと整数にしてみて、
答えの桁があっているかくらい見直そうよ」
と指導しています。
あと、お子さんのテストでうっかりミスがあったときの計算を、
暫くの間、書き出してみる方法もあります。
人によっては、例えば、8×9=72を74にしてしまうなどという、
『単純な計算の癖』 を繰り返すが故の
うっかりが程んどだったなど、
ミスの共通項が見えてくることが、たまにあります。
それからもう一つ、
『数字を計算途中で、前後を逆にしてしまう癖』
がある子もいます。
不思議なことに、義父や義妹にこの癖があることを
私は結婚して家業の事務の仕事を手伝うようになった当初
発見したことがありました。
帳面に金額を記載するとき、
下二桁の数字がたまに逆転してしまうのです。
112517円が 112571円にいつの間にかなってしまうんですね(>_<)
しかも、逆転は、殆どが「1」と「7」に起きていました。
数字の形が似ているから間違えやすいのでしょうか??
私が指摘するまで2人とも、
自分の数字を逆転させるという
変な癖に気がついていませんでした^^;
大人になるまでずっと気がついていなかったんですよ!
同じようなこの癖を、
私は塾のアルバイト先の子どもの中にも
発見したことがあります。
その度に、「義理父、妹と同じような癖がある人は
世の中にいるんだな~」
と妙な感動をしています^^;
このように、自分の変な癖を認識し、
意識化することで、
うっかりミスを回避しやすくなることもあると思います。