次男高1の頃は、
兄弟で比較するのは良くない
とわかっていながらも
兄弟して同じ高校だっただけに
兄のときの情報が
弟の現状をよりリアルにはかる
バロメーターになるため
比較を意識せざるを得なかった
側面がありました。
次男高1、8月の私の日記には
兄よりも成績が振るわない次男に
やきもきする親としての心情が
書かれてました。
次男、高1の初め頃は
将来の進路模索中でした。
工学部建築科に興味があり、
茶室建築に特に興味がある。
ならば、古い建物の多い京都、
京都大学がいいだろう。
それが無理なら、
地元の旧帝でも十分といった感じでした。
また、一方で
経済学を全部英語で学ぶ
国際教養大学にも興味を持ちました。
地元にきた大学説明会にも
親子で参加しました。
この公立大学は、異色中の異色です。
私は、注目に値する大学だと思いましたが
認知度はまだそれほど高くない気がします。
あるいは、野菜作りや果物栽培を
大人になったら
絶対にやりたいと考えている次男なので、
農学部でもいいのではないか
と当時私は考えてました。
今でも農学部が、
次男には向いていると思っています。
はたして、医者になるのが息子にとって
本当に幸せなのか?と考えてしまいます。
少しでも好きなことを仕事にできたら
それが一番の幸せだと思うからです。
こればっかりは、次男の人生なので
親がどうこうは言えませんが。
このように次男も将来について
いろいろ迷ってましたが
高1夏休み前には、息子の口から
「医学部」という言葉が出てきました。
私は驚いて、息子はなぜそう思うのか?
聞いても明確な返事は返ってきませんでした。
自分でもよくわからずなんとなくなのか
あるいは思うところあっても、
思春期で親に言いたくない、
あるいはうまく言えないだけなのか?
私は、医学部に行きたいという
動機が全く見えてこない
息子の本気度を疑っていました。
そしてそのうち
「医学部もやっぱり止めた」
と言うかもしれないと
私はのんびりと構えていました。
ところが息子の進路希望は、
医学部に徐々に絞り込まれていき
これはどうやら本気だなと
思い始めると同時に
「これはえらいことになったぞ。」
と私は身構えるようになってしまいました。
情報を集めれば集めるほど
医学科受験の大変さが分かってきた
そんな頃から、
それまで比較的のんびりやだった私も
教育ママ権に豹変していったように思います。
もしも息子が医学部を目指すと言わなければ、
滑り止めの大学も受けられるし
サラリーマンになるにも
いろいろな分野からのアプローチがあるので
私も親としての焦りはそんなになかったろうと思います。
好きなことをやってくれればいい!
長男のときが、まさにそうでしたから。
子ども自身が希望する道叶えてほしい
という親心が
私を口うるさい教育ママ権へと
変えていったのでしょう。
前回のブログ同様、以下に次男高1
8月の私の日記を転載します。
一部、名称など変更してます。
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次男の1学期の実力テストの順位が
発表された。
学年320人中、学年51位だった。
決して悪くない順位だが、
兄のときの同時期の10位と比べてしまい、
手放しで喜べなかった。
いや、そうでない。非医学部志望なら、
「この調子で良いよ。よく頑張ったね。」
と褒めただろう。
医学科を志望しているから、
まだまだだと思ってしまっただけ。
弟と兄はポテンシャル的な能力は
なんら変わらないと思う。
むしろ中学時代の全県模試順位は
弟の方が優れていたぐらいのことを考えると、
君にもまだまだできるはず!
とハッパを掛けたくなってしまった。
君も一割以内を目標にすると良い。
医学科志望で現役合格を目指すなら、
高校のレベルを考えると
本当なら20番以内だ。
と息子に対する私の言葉は
説教じみた感じになってしまった。
高校に入学して以来、
体力がついていかないのか、
自宅学習へのモチベーションが低く、
勉強しているようにはとても思えない。
成績は一旦手を抜くと、
怖いくらいに坂道を転げ落ちていくことを
息子たちと同じ高校出身の私は
身をもって知っているからこそ、
子供たちにはあんな思いをさせたくない(*_*)
という親心が働いてしまう。
傍について声がけしてくれる
コーチ的な存在は
あったほうが良いと思えばこそ、
厳しい言葉となってしまうのだ。
ただ、親は感情的になりやすく、
子供を傷つけることなく
モチベーションをあげるような
言葉がけをすることは本当に難しい。
今までの成功率は半々ぐらい?
最近は、失敗のほうが多いくらい(;_;)
私の言葉が息子の心に届かないように
感じるのは
それだけ、勉強へのモチベーションが
低いことと、
本人のやらなければといけないことが
わかっているけど
思うようにやれないが故の
ジレンマからくるストレスが、
甘えられる親への八つ当たりとなって
あらわれやすいからだ。
親子の信頼関係なくして、
親からの言葉がけは成功しない!
高校生の親は、
美味しいお弁当さえ作っていれば良い。
塾のこと勉強のことには
一切口出ししないほうが良い。
という意見をいう人もあるが、
私は違うと思っている。
確かにうるさすぎたり、神経質だったり、
自分の心配を子供に預けるだけのようなことに
なってしまうくらいなら、
親も口を塞いでいた方が無難だが、
その先のことを考えて、
子どもを良いほうへ導くための
愛情からくる思慮ある言葉をかけるのならば
親はなにも子供にそこまで
遠慮する必要はないと思う。
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以上、当時の書きなぐった日記からの
抜粋でしたが
私は、日記の中で
一生懸命、口うるさい自分を
自己弁護してますね~^^;
今もスローペースの息子を見ていると
不安になりますが
あの頃より3歳大人になった息子を信じて
私も3歳成長しなければ・・・
う~~、む・つ・か・し・い~~
でも、がんばる(^_^メ)