息子が後期日程合格の北大に進学することを決断したとき、
「本当にいいの?お母さんの誘導のせいだと言わないでよ。
自分の意志で決めた結果だね?」
と私は何度も念を押した。
「人の意見はどうでも良い。」
「自分がそれで満足できるかどうかだ。」
こういう言葉をどこかで聞くたび、「息子は内心どう思っているのだろう?」と未だにふと考えてしまう。
そして、大学3年生のこの夏も、帰省した折に、後悔はないかと聞いてみた。
「今でも東大に再チャレンジしていたら、と考えないと言ったら嘘になる。
でも、後悔しているかと言われたら、後悔はしていない
実際に入学してみて、北大の自分の学部に関しては、施設、研究環境において東大よりも劣っているとは決して言えないということが解ったから。
そして、今の仲間に出会えたこと。これが感謝のすべてだ
と、きっぱり答えてくれた。
入学してみてわかったことだが、
1年次のクラスは後期で受験してきた人だけのクラスだったのだが、入学当初、前期はどこを受験したかが話題に上ったことがあったらしい。
息子によると、多くの人が、前期は東大か京大受験の不合格者だったそうだ。
でも、一人だけ、北大の前期不合格で、後期で逆転ホームランで合格して入ってきた人がいて、その人は、「すごい!」って皆から注目をあびていたそうだ。
以上、今まで長男の大学受験を振り返ってみた。
息子は今、北の大地で、のびのびと楽しく生活している。
完全に冷たいくらいに親離れしてくれちゃっている^^;
日々、どうやって暮らしているものやら・・・
母親目線の記録なので、本人に言わせると「微妙に違うんだけど^^;」という部分もあるかも知れない。
その点はご容赦いただきたく思う(__)
受験は本人のものだが、親として真剣に息子の受験に伴走できたことは、私にとっても貴重な経験だった。
また、「親心」という気持ちを汲んで尊重してくれ、親の伴走を感謝して受け入れてくれた優しい息子に心から感謝している