7月2日、落語家・桂歌丸師匠が旅立たれました。

私の主人、桂枝太郎は、
歌丸師匠の最後の弟子として、
高校卒業と同時に岩手から上京し、
22年間の歳月を、公私ともに師匠に親代わりとなっていただきながら過ごして参りました。



私も娘と共に、この2ヶ月間のうちに
何度かお見舞いに伺いました。


今年1月に生まれた娘の名前も、歌丸師匠の「歌」の字をいただき「笑歌」と名付けたため、


娘をお見舞いに連れて行くと、
手を握ってくださったり、
「気持ちいいくらい太っているね」と
笑ってくださったりしました。


確かに持ち直していらしたのに。

本当に、本当に、師匠は亡くなってしまったのでしょうか…

告別式が終わってもまだ信じられない気持ちです。


昨日も妙蓮寺にはいっぱいのファンの方々が。

ご年配の方だけでなく、赤ちゃんを抱えたお母さんや、かなりの落語好きとみえる小学生、若い女性、
お勤めを抜け出していらしたというサラリーマンの方の姿もありました。

地元の横浜橋商店街では、
こんな幕が今日も掲げられています。


みんなのヒーロー、歌丸師匠です。



そして、私は笑点ももちろん好きですが、
一落語ファンとして、
歌丸師匠の気品溢れる高座が大好きでした。



竹の水仙、牡丹灯籠、紺屋高尾、鍋草履、後生鰻…
ここには書ききれません。


DVDやCDで、
今だからこそ、
また師匠の落語を聞いています。


師匠が人生を捧げられた落語の世界って、
やっぱりこんなに面白いものなんだって・・・
改めて実感しています。


歌丸師匠が教えて下さった沢山のことを
しっかり受け継ぎながら、
弟子として、主人・枝太郎も頑張って参りますので、どうかよろしくお願い申し上げます。


心より歌丸師匠のご冥福をお祈り致します。