活字のシャワーを浴びる日曜日。


来週は直木賞だからこの先生方の本虹




持っていないタイトルを読みたいなぁ…
と思って、朝からぽてぽて歩いて近所の図書館に来てみた☆


窓側のオレンジがあったかくて心地よい。


ちっちゃい木の椅子でお尻が痛くなりながら読むのもまたいいものです~\(^ー^*)/



浅田次郎さん、伊集院静さん、北方謙三さん、東野圭吾さん、村上春樹さん、阿久悠さん。


それにしても、私の選ぶ種類って偏りすぎちゃいないだろうか(笑)




大満足。


柳美里さんの『オンエア』は、アナセミの恩師・故 永井譲治先生への取材から実現した本。




先生が亡くなっても、図書館に先生の人生が、ここに在るんだんね。嬉しい。


20代、30代の女子アナが主人公。
テレビ業界の裏世界が舞台だけど、どんな業界にもあるだろう光と闇が描かれています。
そんな数々の絶望を救ってきたのが東京アナウンスセミナーの永井譲治先生。


アナウンサースクールの校長先生として、何千人ものアナウンサーを世に送り出し続け、
365日休まずに、在校生と卒業生を見守り続けた方。


昼間は中目黒の教室、夜は恵比寿の庄やの一番奥のお座敷に必ずいらした先生。


自分の生活や、着るものや、食べるもの、買うものになんて全然興味がなくて。旅行だって行かない。


エントリーシートを見たり、電話で相談にのったり、寝る時間なんて2・3時間だった。家族みたいにみんなを厳しく、暖かく包んでくれた。


常に心ある伝え手を生み出すことと、
飛び立った生徒たちが帰ってきたら100パーセント受け止めることに命をかけていらした。
 

私も何度も助けられた大好きな先生。
人生で最も大きな影響を受けた方。


そう。そんなに素晴らしい方もいれば、そうでない方もたくさんいる。山ほどいる。


だから事実、この本のことは存在する。
ただ既に古くなりつつあるかも、しれない。けれど。